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中世文学のベスト20の候補 [中世文学]

 「文学全集 第Ⅷ集 中世編」


 ここ数日、仕事がいろいろと忙しくて、更新ができませんでした。
 気がついたら、2017年も終わろうとしていますので、恒例の年末企画です。

 文庫本で自分だけの文学全集をそろえることが、私のライフワークです。
 例によって独断と偏見で、第Ⅷ集の中世編を考えていきたいと思います。

 ここでは中世の範囲を、5世紀から16世紀までとしています。
 つまり、ルネサンス文学を、中世文学の中に含んでいます。

 賛否両論あると思いますが、私は便宜上、とりあえずそうしています。
 中世文学の区分は難しく、どのように捉えるべきかまだ検討中です。

 さて、「文学全集」の第Ⅰ集から第Ⅵ集は、すでに完成しています。
 以下のページを参照してください。

 第Ⅰ集「19世紀フランス編」(20作)・2010年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2010-10-23
 第Ⅱ集「19世紀イギリス編」(20作)・2011年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2011-08-04
 第Ⅲ集「19世紀ロシア編」(20作)・・2012年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2012-12-22
 第Ⅳ集「19世紀ドイツ北欧編」(20作)2013年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
 第Ⅴ集「19世紀アメリカ編」(10作)・2014年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2014-08-06-1
 第Ⅵ集「18世紀編」(10作)・・・・・2015年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2015-09-25-2
 第Ⅶ集「古代編」(20作)・・・・・・・2016年
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-12-27

 まず、中世文学で取り上げた作品を、年代順にリストアップします。
 解説本や、二次創作は省きました。今年はあまり読めませんでした。
 (●印は採用候補作品)

 9世紀頃イスラム「アラビアン・ナイト」(選集)●
 1000年頃英「ベーオウルフ」●
 11世紀頃イスラム「ルバイヤート」
 11世紀仏・12世紀後半仏「ローランの歌 狐物語(選集)」●
 12世紀末頃露「イーゴリ遠征物語」
 1205年頃独「ニーベルンゲンの歌」●
 1207年頃西「エル・シードの歌」●
 1293年頃伊「新生」
 1308年頃伊「神曲」●
 13世紀?氷「エッダ グレティルのサガ」(選集)
 13世紀?氷「ウォルスング家の物語」
 1353年伊「デカメロン」●
 14世紀英「カンタベリー物語」●
 1400年頃仏「結婚十五の歓び」
 1464年頃仏「ピエール・パトラン先生」
 15世紀独「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
 15世紀後半英「アーサー王の死」(選集)●
 1511年蘭「痴愚神礼讃」
 1532年伊「君主論」
 1534年1532年仏「ガルガンチュア」と「パンタグリュエル」●
 1581年伊「エルサレム解放」●
 16世紀西「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」

 この中で絶対に外せないのは、「ベーオウルフ」「ローランの歌」
 「ニーベルンゲンの歌」「エル・シードの歌」の四大叙事詩です。

 まさにこれらの英雄叙事詩が、中世の文学を代表しているからです。
 同じ理由で、騎士物語の代表「アーサー王の死」も外せません。

 また、イスラム文学の集大成「アラビアン・ナイト」も外せません。
 あれほど栄えたイスラムの文学が、一つだけというのは寂しいですが。

 「神曲」「デカメロン」「カンタベリー物語」「ガルガンチュア」
 「エルサレム解放」は、ルネサンス文学の代表なので、外せません。

 以上、11作品は中世編に必要不可欠の作品だと考えています。
 しかし、20作品には全然足りないではないか。あと9作品は?

 実は、中国と日本の作品を入れる予定でした。
 ところが、転勤によって急に忙しくなり、予定が大幅に遅れたのです。

 そういうわけで、中国文学と日本文学は、2018年に持ち越します。
 そのへんの事情については、また次回に。
 
 さいごに。(意外にスゴかった)

 娘の絵がジュニア県展で銅賞になったとき、たいしたことないと思いました。
 が、県内の小中生が皆参加し、学校代表が3648点も出品されたというのです。

 その入選作3648点から更に選ばれた189点が、金・銀・銅になったと言います。
 考えてみればスゴイことでした。我流で描いて、よく選ばれたものです。

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パンタグリュエル [中世文学]

 「パンタグリュエル」 ラブレー作 宮下志朗訳 (ちくま文庫)


 巨人パンタグリュエルと奇人パニュルジュの活躍を描いた、荒唐無稽な物語です。
 1532年に、「第一之書ガルガンチュア」に先んじて書かれました。

 ちくま文庫から出ていて、分かりやすい訳でしたが、現在は絶版です。
 当時のベストセラー「ガルガンチュワ年代記」の訳も収録されていてお得です。


パンタグリュエル―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈2〉 (ちくま文庫)

パンタグリュエル―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈2〉 (ちくま文庫)

  • 作者: フランソワ ラブレー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 文庫



 パンタグリュエルの誕生、その幼年時代、パリ遊学、パニュルジュとの出会い、
 パニュルジュの物語、他国との戦争と勝利、パンタグリュエルの口の中の世界。

 というように、「ガルガンチュア物語」と同じパターンで書かれています。
 文章も相変わらず「た〇きん、た〇きん」と、お下劣言葉の見本市のようです。

 お下劣なのに、教会や修道士に対する批判の書として、有難がられてきました。
 もちろん宗教界からの風当たりはきつくて、禁書に指定されてしまいました。

 でも、ラブレーは本当に、社会批判の意識を持っていたのだろうか?
 内容がバカバカしすぎて、そんな高尚な志があったとは、とても思えません。

 ラブレーは、自分の楽しみのためだけに、バカ話を書いていたのではないか?
 彼はただ「た〇きん、た〇きん」と、書き散らしたかっただけなのではないか?

 たとえば、第15章でパニュルジュが語る婆さんネタは、ただただキモイ。
 読者を気持ち悪がらせて喜ぶ、ラブレーの悪趣味が垣間見えてしまいます。

 その一方で、第32章のように、とてつもない想像力に感心する部分もあります。
 作者アルコフリパスが、パンタグリュエルの口の中に入ると・・・

 巨人の口の中に、別世界があるという発想がすごいです。
 古典知識の引用部分ではなく、こういう部分にこそ文学的価値があると思います。

 さて、ちくま文庫版には、「ガルガンチュア大年代記」も収録されています。
 当時大流行した物語で、ラブレーが本書を書くきっかけになった作品です。

 ちなみに、「第三の書」が本書のあとに続きますが、読まなくていいようです。
 読んで面白いのは、「第一の書」と「第二の書」だけ、という通説があるらしい。


第三の書―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈3〉 (ちくま文庫)

第三の書―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈3〉 (ちくま文庫)

  • 作者: フランソワ ラブレー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/09/10
  • メディア: 文庫



 さいごに。(健康体は2人だけ)

 陸上仲間の忘年会がありました。集まったのは6人。皆、現在も活動中です。
 しかし、ひざを故障しているのが2人(うち1人は私)、腰の故障が2人。

 さらに、心臓の病気で来られなかったのが1人。健康体はわずか2人です。
 ここ数年で、みな次々と50代に入り、次々とどこかを傷めているのです。

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ガルガンチュア [中世文学]

 「ガルガンチュア」 ラブレー作 宮下志朗訳 (ちくま文庫)


 ガルガンチュアの誕生から敵国との戦争までを描いた、荒唐無稽な物語です。
 全5巻のうち「第一之書」です。「第二之書パンタグリュエル」も有名です。

 ちくま文庫から「ガルガンチュアとパンタグリュエル」全5巻が出ています。
 分かりやすい訳ですが、現在手に入るのは「第一之書ガルガンチュア」だけ。


ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

  • 作者: フランソワ ラブレー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/01/01
  • メディア: 文庫



 岩波文庫版では、5冊セットが手に入るらしい。知らなかった!


カルガンチュワとパンダグリュエル物語 5冊セット (岩波文庫)

カルガンチュワとパンダグリュエル物語 5冊セット (岩波文庫)

  • 作者: ラブレー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/07/01
  • メディア: 文庫



 巨人の国の王グラングジェの子として、ガルガンチュアは生まれました。
 ガルガンチュアとその一族の、糞尿まみれの物語の始まりです。

 5歳のガルガンチュアは、お尻の最高のふき方を考案しました。
 「うぶ毛でおおわれたガチョウの雛にまさる尻 ふき紙はないと主張したい」

 それを聞いて、父王は感心してしまいました。
 「この子の知性にはなにかしら神がかり的なものがあることがわかるのだ」

 このことがきっかけで、ガルガンチュアには家庭教師が付けられました。
 そしてのちには、パリに遊学させられたのです。

 パリに入ったばかりの時、やじうまたちに向けて、おし〇こをすると、
 「なんと二六万四一八人もの人々が溺れてしまった」とのこと。

 200年後の英国の「ガリヴァ旅行記」にも、似たような場面がありました。
 「ガリヴァ旅行記」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2010-12-15

 こんな調子で、実にバカバカしくも、ワクワクする糞尿譚が続きます。
 松岡正剛は、「千夜千冊」の中で、本書の魅力を次のように述べています。

 「世界文学史上、こんなに荒唐無稽でヒューマンで、
  超インテリジェントで、変おかしくて、
  登場人物の全員が暴走しつづける大作なんて、ない。
  これからもない。こんな話、ラブレーしか書けない。」と。

 (そうだよな、ほかの人間には書けないよな、というか、書かないよな。)
 では、私のお気に入りの「下痢便ブドウ」(!)の場面を、どうぞ。

 「このブドウ、なぜ下痢便ブドウなどと呼ばれるかと申しますと、 食べる
 と、まるで槍みたいに、ずぶずぶっとお通じがあるからなのです。おかげ
 で、おならをしているつもりで、うんちをもらしてしまうこともよくあっ
 たりして、こうした連中のことを、『ブドウ収穫期のおなら男』なんて呼
 んでいるのですがね。」(P213)

 さて、後半はピクロコル王との戦争とテレーム修道院創建の話に移ります。
 随所に社会批判があり、ふざけた中にもまじめな雰囲気が漂っています。

 正直に言って、前半の糞尿譚の方がはるかに面白い。
 なお、全5巻のうち、本当に面白いのは最初の2巻だけだと言われています。
 
 ところで、「第二之書パンタグリュエル」の方が、先に書かれたのです。
 ちなみに「パンタグリュエル」は、「ガルガンチュア」の息子です。


パンタグリュエル―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈2〉 (ちくま文庫)

パンタグリュエル―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈2〉 (ちくま文庫)

  • 作者: フランソワ ラブレー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: 文庫



 さいごに。(後十字靭帯損傷)

 左ひざが良くならないので、総合病院に行って、MRIをとりました。
 その結果、後十字靭帯が損傷していることが分かりました。

 前十字靭帯の損傷ほどひどくありませんが、なんらかの治療が必要になります。
 やれやれ。以前のように走れるようになるのだろうか?

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ルバイヤート [中世文学]

 「ルバイヤート」 ハイヤーム作 小川亮作訳 (岩波文庫)


 11世紀のペルシア詩人ハイヤームによる、143編の四行詩(ルバイヤート)です。
 岩波文庫版は、原典訳です。初版は1949年。訳は古いですが味わいがあります。


ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

  • 作者: オマル・ハイヤーム
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1979/09/17
  • メディア: 文庫



 四行詩ルバイヤートを143編収めています。八つのテーマに分類されています。
 タイトルから「人生ははかない、一瞬を楽しもう」という主張が垣間見えます。

 「解き得ぬ謎なぞ」「生きのなやみ」「太初のさだめ」「万物流転」
 「無常の車」「ままよ、どうあろうと」「むなしさよ」「一瞬をいかせ」

 いずれの詩も、短いのにとても鮮烈な印象を残します。
 実際に、マイ・ベスト3を紹介しましょう。

 「もともと無理やりつれ出された世界なんだ、
 生きてなやみのほか得るところ何があったか?
 今は、何のために来り住みそして去るのやら
 わかりもしないで、しぶしぶ世を去るのだ!」(2)

 「われらの後にも世は永遠につづくよ、ああ!
 われらは影も形もなく消えるよ、ああ!
 来なかったとてなんの不足があろう?
 行くからとてなんの変りもないよ、ああ!」(51)

 「あしたのことは誰にだってわからない、
 あしたのことを考えるのは憂鬱なだけ。
 気がたしかならこの一瞬を無駄にするな、
 二度とかえらぬ命、だがもうのこりは少い。」(135)

 本文はわずか100ページですが、人生の大事な部分がギュッと凝縮されています。
 この先何度も読み返したくなる、人生の指針ともなるべき詩ばかりです。

 ところで、マール社から出ている単行本は、美しい仕上がりで評判が良いです。
 バルファオの挿し絵がすばらしいと言う。図書館で見てみたい。


ルバイヤート

ルバイヤート

  • 作者: オマル・ハイヤーム
  • 出版社/メーカー: マール社
  • 発売日: 2005/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 さいごに。(もう一緒に帰らない?)

 うちの娘(5年生)には、近所に仲良しの同級生の男の子がいます。
 時々けんかをすると、お互いに「もう一緒に帰らない」と言います。

 しかし、その言葉が守られたことはありません。
 けんかのことなど、けろっと忘れて、仲良く一緒に帰ってきます。

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痴愚神礼讃 [中世文学]

 「痴愚神礼讃」 エラスムス作 沓掛良彦訳 (中公文庫)


 痴愚こそ幸福の源泉である、と自賛する痴愚女神を描き、当時大流行した名著です。
 1509年に書かれた風刺文学の傑作で、宗教改革に大きな影響を与えました。

 2013年に中公文庫からラテン語原典訳が出ました。新しくて分かりやすい訳文です。
 段落分け等、読みやすい工夫がされています。が、3分の1が注釈、読まないって。


痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)

痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)

  • 作者: エラスムス
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/01/23
  • メディア: 文庫



 自分に帰依する人々を「大馬鹿者」と呼び、聴衆に向かって語ることはというと、
 痴愚でいることは素晴らしく、痴愚な者は幸せである、ということばかり・・・

 時にギリシア神話を引用し、時にローマの古典を引用し、時に聖書から引用します。
 非常に手の込んだ、知的なたわごとだと思いました。

 ところが時として、ドキッとさせられる表現と出会います。
 舞台監督と人生の例は、なかなかいけています。

 「舞台監督はしばしば同じ訳者を、違った扮装で舞台に出させますから、つい先ほど
 まで緋の衣をまとって王様を演じていた者が、今度はボロにくるまった奴隷として姿
 を見せたりするのです。要するにすべてが見せかけの仮装なのですが、人生という芝
 居も、その演じられ方は、これと変わるところがありません。」(P73)

 ちなみにこの作品は、前半が圧倒的に面白いです。
 後半になると妙に理屈っぽくなって、読んでいて疲れるようになります。

 さて、この名著(迷著)を、エラスムスはトマス・モアに宛てて一気に書きました。
 まさかその時は、この作品が歴史的名著となるは、考えてもみなかったでしょう。

 作品中で、王や修道士はもちろん、教皇までが笑いの対象となっています。
 1511年に刊行されると、教会から大顰蹙を買い、発禁処分となりました。

 また、1517年にルターが「95ヶ条の論題」を出し、宗教改革が始まりますが、
 この流れに「痴愚神礼讃」が大きな役割を果たしたとも、言われています。

 また、この笑いの伝統は、ラブレーの「ガルガンチュワ物語」に受け継がれ、
 「痴愚神礼讃」といえば、ルネサンス文学の名著ということになっています。


ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)

  • 作者: フランソワ ラブレー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/01/01
  • メディア: 文庫



 エラスムスの親友モアの「ユートピア」もまた、ルネサンス文学の名著です。
 モアの「ユートピア」以後、さまざまな人々のユートピア論が出されました。


ユートピア (岩波文庫 赤202-1)

ユートピア (岩波文庫 赤202-1)

  • 作者: トマス・モア
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1957/10/07
  • メディア: 文庫



 さいごに。(ゴキブリごっこ)

 娘がどこからか、非常にリアルなゴキブリのおもちゃをもらってきました。
 それを色々な場所に隠して、相手を驚かすのが、わが家のマイブームです。

 いつだったか、私のペンケースに入っていて、とてもびっくりしました。
 ところが、あのゴキちゃんを1週間見かけません。いつどこから出てくるか?


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アーサー王物語 [中世文学]

 「アーサー王物語」 ノウルズ作 金原瑞人訳 (偕成社文庫)


 イギリスのノウルズがまとめた、読みやすくて格好いいアーサー王物語です。
 子供にも読めて、センチメンタルではない物語として、訳者に選ばれました。

 なお、本書は確かに読みやすいのですが、子供向けにしては難しかったです。
 また偕成社文庫は文庫版ではなく、単行本の扱いになっています。


アーサー王物語 (偕成社文庫)

アーサー王物語 (偕成社文庫)

  • 作者: ジェイムズ ノウルズ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2000/07/01
  • メディア: 単行本



 アーサーの即位、エクスカリバーの獲得、ブリテンの統一、ガリアの征服、
 グウィネビアとの結婚、ローマ帝国の征服、ラーンスロットとの戦いと最期。

 様々なアーサー王伝説が、一つのストーリーとなるように編集されています。
 アーサーを中心にし た物語については、とてもバランスが取れています。

 もちろん、円卓の騎士たちの冒険も、主だったものは収録されています。
 バリンとバランの悲劇、ラーンスロットの冒険、ボーメンの冒険、聖杯探求。

 ところが、トリスタンやガウェインの物語が入っていません!
 アーサー王物語の本筋に関係ないエピソードは、外されているらしいのです。

 もやもやしながら、ネットでレビューを見てみたら、同じ感想がちらほら。
 トリスタンとイズーや、ガウェインの結婚は、収録してほしかったなあ・・・

 さて、解説にある訳者の言葉が印象に残りました。
 子供向けの本はロマンチックすぎるとした上で、次のように言います。

 「ぼくの頭のなかにある『アーサー王物語』は、騎士がくりひろげる勇壮な戦
 いの物語であり、残酷な運命にふりまわされる人びとの物語であり、『よきも
 の』も『美しきもの』もついにはすべてがほろんでいく壮絶な物語なのです。」

 「よきもの」も「美しきもの」も・・・というくだりがとても良いです。
 アーサー王国が崩壊に向かう場面を読むと、いつも悲しい気持ちになります。

 アーサー王国崩壊のきっかけは、ラーンスロットと王妃による罪でした。
 しかし私は、王国崩壊の兆しは、聖杯探求の時点で既に表れていたと思います。

 騎士たちが聖杯のために団結をといて、円卓を離れたことがきっかけではないか。
 キリストの聖杯は、ケルトのアーサーにとって、不運の源だったのではないか。

 ところで、アーサー王は死後、伝説の島「アヴァロン」に旅立ちました。
 蛇足ですが、ロキシーミュージックの「アヴァロン」は、私の愛聴盤です。


Avalon

Avalon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Records Us
  • 発売日: 2000/02/28
  • メディア: CD



 岩波少年文庫の「アーサー王物語」も気になります。訳がやや古いようですが。
 ちなみにこちらも版型は文庫ではなく新書です。惜しいことに絶版でした。


アーサー王物語 (岩波少年文庫 3057)

アーサー王物語 (岩波少年文庫 3057)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1957/12/10
  • メディア: 新書



 「ケルト神話と中世騎士物語」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23
 「アーサー王ロマンス」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13
 「アーサー王の死」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2017-02-10
 「中世騎士物語」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2017-01-23

 さいごに。(ひざがヤバイ)

 区民大運動会のリレーで転んでから、1か月以上たちます。
 しかし、左ひざがまだ戻らず、走るとひざが抜けるような感じがします。

 通院していた整形外科によると、靭帯損傷のときの症状だという。
 紹介状を書いてもらい、総合病院で調べることになりました。ああー。

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アラビアン・ナイト [中世文学]

 「アラビアン・ナイト 上下」 ディクソン編 中野好夫訳 (岩波少年文庫)


 「船乗りシンドバッド」など、千夜一夜物語の代表的な作品を集めた本です。
 ディクソン編集の英訳版からの重々訳です。所々に挿し絵が入っています。


アラビアン・ナイト〈上〉 (岩波少年文庫)

アラビアン・ナイト〈上〉 (岩波少年文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2001/09/18
  • メディア: 単行本



 「アラビアンナイト」といえば、「シンドバッドの冒険」でしょう。
 シンドバッドの七回の航海無くして、アラビアンナイトは語られません。

 親の遺産を使い果たしたシンドバッドは、船に乗り込み出発しました。
 緑の牧場のような島があったので、上陸してみると、実はその島は・・・

 2回目の航海では、島で眠っているうちに、取り残されてしまいました。
 島で見た大きな白い玉は・・・にわかに空を覆った厚い雲は・・・

 3回目の航海では、嵐で船が流され、蛮人がいる島に上陸しました。
 その島の奥へ行ってみると、とても巨大な建物があって・・・

 4回目の航海では、突風で船が乗り上げ、黒い人々に囲まれました。
 彼らはある草をよこして、「食え」と身振りで伝えてきましたが・・・

 5回目の航海では、ある島に上陸した時に、一人の老人に会いました。
 その老人を背負って川を渡してやると・・・

 6回目の航海では、洞穴の奥に流れてゆく川に、いかだで下りました。
 目を覚ましたときに、シンドバッドのいた場所は・・・

 7回目の航海では、海賊に襲われ、奴隷として売られてしまいました。
 ゾウの捕獲しているうちに、ゾウに連れられて行った場所は・・・

 この本には、昔TVアニメや絵本で見た懐かしい世界が広がっていました。
 「アラジンと魔法のランプ」「アリ・ババと40人の盗賊」も入っています。

 さて、「アラビアンナイト」は、長い時間をかけ多くの人を経て成立しました。
 そのため、さまざまな写本があり、原典を一つに絞ることは難しいと言います。

 さらに、ヨーロッパに紹介される過程で、多様なバリエーションを生みました。
 本によって、収録されている話の順番も内容も違っています。

 そういった事情を知ってみると、私のような一文学ファンが、全てを読み通す
 ことに、どれほどの意味があるのだろうかと、疑問が湧き起こります。

 良く知られた面白い話だけをよめばいいのではないか?
 そう思い、私は「アラビアンナイト」については、選集で読むことにしました。

 私が選んだのは、岩波少年文庫のディクソン編「アラ ビアン・ナイト」です。
 これは、いち早く西洋に紹介したガランの、フランス語訳を参考にしています。

 しかし、有名なのはイギリスのバートン版で、ちくま文庫から出ています。
 全11巻で16,632円です。比較的新しくて読みやすく、カバーイラストが良い。

 もうひとつ、フランスのマルドリュス版も有名で、岩波文庫から出ていました。
 全10巻です。現在は絶版ですが、アマゾンで手に入れることができます。

 では、アラビア原典訳はないのか? あります。東洋文庫から出ています。
 訳者はイスラム学者の前嶋信次。訳は古いけど、味わいのある文章です。

 ただし、全19巻。1冊約2500円なので、全部で50000円ほどになります。
 しかも絶版でプレミアが付いているらしいので、マニアにしか勧められません。
 (東洋文庫といっても、版型は文庫ではなく、単行本です。)

 全集には、きっとディープな世界が広がっていて、得るものは多いでしょう。
 しかし、そういう世界を体験するのは、老後に時間ができてからにします。


バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜 (ちくま文庫)

バートン版 千夜一夜物語 第1巻 シャーラザットの初夜 (ちくま文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2003/10/13
  • メディア: 文庫



完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)

完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988/07/07
  • メディア: 文庫



アラビアン・ナイト (1) (東洋文庫 (71))

アラビアン・ナイト (1) (東洋文庫 (71))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1966/07/01
  • メディア: 単行本



 さいごに。(火木は不機嫌)

 うちの娘は小学校5年生。火曜日と木曜日は、6時間まで授業があります。
 だから、火木の朝は御機嫌が悪いです。

 駄洒落でも言おうものなら、プリプリと怒り出すので要注意です。
 思いついた駄洒落も、言わずに我慢しています。(納豆好きな、父さん)

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アラビアンナイトを楽しむために [中世文学]

 「アラビアンナイトを楽しむために」 阿刀田高 (新潮文庫)


 イスラムの説話集「千夜一夜物語」について、分かりやすく解説した著書です。
 「ギリシア神話」に次ぐ、阿刀田必殺の古典解説シリーズでが、現在絶版です。


アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫)

アラビアンナイトを楽しむために (新潮文庫)

  • 作者: 阿刀田 高
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/12
  • メディア: 文庫



 ペルシャの王シャーリャルは、王妃の不義によって女人不信になりました。
 毎夜、処女に夜伽をさせ、夜が明けると殺してしまいました。(ひどい!)

 国に女人がいなくなり、大臣の娘シャーラザッドが王の夜伽に立候補しました。
 シャーラザッドは枕元で面白い話をして、王は彼女を殺すことができず・・・

 シャーラザッドの物語は1001夜続き、話は170話に及び、90の補遺があります。
 物語は玉石混淆ですが、その中から阿刀田は12の物語を選んで紹介しています。

 「アジブ」「幽霊屋敷」「紺屋」「絵の中の美姫」「狐つき」「ハサンの破産」
 「人生は運か」等がとても面白かったです。

 たとえば「絵の中の美姫」は、絵の中の女性に憧れて、探し求める物語です。
 様々な困難を乗り越え、ようやくたどり着いた屋敷で見た女は・・・

 いずれも語り口が素晴らしく、メリハリをつけてうまく紹介しています。
 時々脱線してうんちくを傾けたりするので、読んでいて全く飽きません。

 ところが、もともとの物語は冗長で、時として支離滅裂な展開になるそうです。
 雑多な説話の寄せ集めであり、文学としては未熟な部分が多いのだと言います。

 物語をたどっていくと、突然宝を発見したりとか、突然魔王が現れたりとか、
 御都合主義な展開や、つじつま合わせの結末が、確かに目につきました。

 しかし、逆にそういう不思議さが、「アラビアンナイト」の魅力だと思います。
 まるで夢のように流れていく物語に、遠い異国への憧れをかき立てられました。

 ところで私がこの本で最も驚いたことは、「シンドバッド」が無いところです。
 それどころか、「アラジン」も「アリババ」も無いではありませんか。

 有名どころはわざと外したようですが、やはり解説してほしかったです。
 特に「シンドバッド」は、「オデュッセイア」と比較して語って欲しかった。

 さて、次はぜひ岩波少年文庫版「アラビアン・ナイト」上下巻を読みたいです。
 シンドバッドはじめ、有名な物語を中心に選んだ選集です。


アラビアン・ナイト〈上〉 (岩波少年文庫)

アラビアン・ナイト〈上〉 (岩波少年文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2001/09/18
  • メディア: 単行本



アラビアン・ナイト〈下〉 (岩波少年文庫)

アラビアン・ナイト〈下〉 (岩波少年文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2001/09/18
  • メディア: 単行本



 さいごに。(女子トーク)

 以前は、妻と私が話していると、娘が無意味に口をはさんできました。
 「大人の会話に入ってくるな!」と言って、娘を叱ったものです。

 最近は、妻と娘だけの女子トークが多くなりました。
 私が何か言おうものなら、「女子の会話に入らないで!」と娘に叱られます。

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カンタベリー物語2 [中世文学]

 「カンタベリー物語(中・下)」 チョーサー作 桝井迪夫訳 (岩波文庫)


 カンタベリー大聖堂へ巡礼中に同宿した様々な人々が、交代で話を語ったものです。
 岩波文庫版の訳は読みやすかったです。中巻と下巻は挿し絵が少なかったです。


完訳 カンタベリー物語〈中〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈中〉 (岩波文庫)

  • 作者: チョーサー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/01/17
  • メディア: 文庫



完訳 カンタベリー物語〈下〉 (岩波文庫)

完訳 カンタベリー物語〈下〉 (岩波文庫)

  • 作者: チョーサー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/01/17
  • メディア: 文庫



 中巻の冒頭は、12歳のときから、5回も結婚したというバースの女房の話です。
 とても勇ましい女房です。彼女の話よりも、前置きの方が印象に残りました。

 「ああ神さま、本当に、どんなにかわいそうにあれたちに夜の労働をさせてやった
 かと思うと笑いがとまらなくて困りますわ」(P15)

 さて彼女の話は、若い騎士が、女は何が好きかを探索した物語でした。
 聞いたことがあると思ったら、アーサー王伝説の、ガウェインの結婚の話でした。

 召喚吏の話は、「デカメロン」的な品の無い話です。
 寄進をしつこくせがむ托鉢僧に、ある病人が寄進したとんでもないものとは?

 学僧の物語、貿易商人の話、医者の物語、船長の話は、「デカメロン」の焼き直し。
 これらの話は、当時広く流布していた人気の物語だったようです。

 注目は、作者チョーサーが、宿屋の主人に言われて、物語を始めるところです。
 ところが韻文で語り始めたところ、その宿屋の主人によって、止められるのです。

 「お前さんのつまらんへぼ詩ときたら、どだい糞ひとつの値打ちもないわい!」
 そこで、今度は散文で語るのですが、これがやたらと回りくどい話で・・・

 下巻に入っても、「聖書」「狐物語」「聖人伝」などから取られた話が続きます。
 新鮮味がなくて、物語を聞くというより、雑談を聞いている感じです。

 終盤で、唯一面白いのは錬金術師の話です。彼はいかにして人々を騙したか?
 しかし、この物語も他人の戯曲からのパクリだったようです。

 そして最後に登場するのが、牧師さんです。この人のお説教が、長い長い。
 神がどうの、悪魔がどうの、罪がどうの、悔い改めがどうのと、語る語る。

 このように「デカメロン」同様、最後に有り難い(?)話が置かれています。
 ああ、最後はハチャメチャな話で締めくくってほしかった!

 「カンタベリー物語」は、英語で書かれたという点で、英文学史上重要です。
 これ以後 、英国の多くの作品が、自国語の英語で書かれました。

 さいごに。(パパに対する尊敬の念が足りない)

 娘が威張った口をきいたので、「パパに対する尊敬の念が足りない」と言って
 叱ったら、「パパが尊敬されるようにならなきゃダメだよ」と言われました。

 「おやじギャグを言ったり、バカ殿を見たりするから、尊敬されないんだよ」と。
 妻も笑いながら、「そうだよねえ」と言ってるし。おい、俺の味方しろよ!

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カンタベリー物語1 [中世文学]

 「カンタベリー物語(上)」 ジェフリ・チョーサー作 桝井迪夫訳 (岩波文庫)


 カンタベリー大聖堂へ巡礼中に同宿した様々な人々が、交代でお話を語ったものです。
 イタリアを旅行したチョーサーが、「デカメロン」に影響されて書いた枠物語です。

 1995年に出た、比較的新しい訳なので、文章はとても読みやすかったです。
 丁寧な注釈が60ページあり(読まないって)、所々に美しい挿し絵が入っています。



 「わたし」は、カンタベリーへの巡礼を思い立ち、ある宿屋に泊まりました。
 そこで様々な人々と出会い、宿屋の主人も加わって、一緒に旅することになりました。

 「皆様はめいめい旅のつれづれを慰めるため、この旅行で、カンタベリーへ行く道で
 二つ話をし、家にかえる道でさらに二つ話をなさるということなんです。」(P58)

 クジ引きによって、騎士が最初の話をすることになりました。
 騎士は、古代ギリシアで起こった悲劇を語り始めました・・・

 冒頭の騎士の話は、壮大な叙事詩的な内容で、チョーサーの気合いが感じられます。
 ところが、「デカメロン」のような小話を期待していた私には、少し退屈でした。

 騎士の話が終わり、粉屋の話になって、ようやくこの物語は面白くなり始めました。
 大工の家に下宿している大学生ニコラスが、大工の若妻と恋仲になった話です。

 ニコラスは、「洪水が来る」と言って、桶の中に大工を非難させている間に・・・
 若妻を狙った忍んで来た教区書記に、ニコラスはブッと屁をかませて・・・

 皆が大笑いをする中で、昔大工をしていた家扶だけは、この話が面白くありません。
 そこで家扶(かふ)は、わざと粉屋をバカにした話を語りますが・・・

 家扶の話の後半は、「デカメロン」第九日6話のアレンジです。
 また、それに続く料理人の話は、途中でプツリと終わってしまいます。

 そういうところに、「デカメロン」に比べて、完成度の低さを感じました。
 それも当然。だいたい、「カンタベリー物語」が未完の物語なのですから。

 これは私個人の感想ですが、チョーサーは「デカメロン」に感心して、自分なりに
 「デカメロン」風の物語を書こうとしたけど、結局まとまらなかったのではないか。

 「デカメロン」の語り手は、お上品な紳士と淑女ばかりでした。
 「カンタベリー物語」は、騎士・粉屋・家扶・料理人・弁護士と、とても雑多です。

 この雑多な語り手が、時にけんかしながら色々と語るのが、この物語の魅力です。
 と同時に、雑多であるために、ごちゃごちゃしてまとまりにくいところが難点です。

 とはいえ、中巻・下巻には、まだまだ面白い話が残っています。
 このあとの物語にも期待したいです。

 さいごに。(仏像フィギュア、ゲット)

 アマゾンで仏像のフィギュアを見つけました。それも750円! 即購入しました。
 広隆寺の弥勒菩薩です。値段のわりには良いのですが、お顔がイマイチでした。

 もっと完成度の高いフィギュアはあるのですが、それは25000円もします。
 でも、欲しいなあ。毎月2000円ずつ積み立てようか。







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