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ウォルスング家の物語 [中世文学]

 「北欧神話と伝説」 グレンベック著 山室静訳 (講談社学術文庫)


 「北欧神話と伝説」は、北欧の代表的な神話と伝説を分かりやすく翻案したものです。
 その伝説篇に、ジークフリート神話で有名な、「ウォルスング家の物語」があります。

 神話だけを扱った本は多いが、本書は神話と伝説の両方を収録していて、貴重です。
 しかも、物語は読みやすく再構成されています。とても分かりやすい解説書です。


北欧神話と伝説 (講談社学術文庫)

北欧神話と伝説 (講談社学術文庫)

  • 作者: ヴィルヘルム・グレンベック
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/10
  • メディア: 文庫



 「ニーベルンゲンの歌」を読んだ時、「ウォルスング・サガ」にも興味が湧きました。
 しかし、なかなか見つからず、最近ようやく本書に収録されていることを知りました。

 「ニーベルンゲンの歌」も「ウォルスング・サガ」も、元はニーベルンゲン伝説です。
 それがアイスランドにわたり、比較的原型をとどめたものが「ウォルスング・サガ」。

 ロキ神が小人のアンドヴァルから莫大な宝を取り上げた時、呪いをかけられました。
 「その腕輪と黄金は、誰でもそれを手に入れた者に、死を与えるように」と。

 それからのち、その財宝を手にした一族には、争い事と殺し合いが起こりました。
 その呪いはやがて、それを手に入れたウォルスング家のシグルドに降りかかり・・・

 小人の財宝、財宝を守る竜、シグルドの竜殺し、偽りの求婚、シグルドの結婚・・・
 「ニーベルンゲンの歌」では描かれていないエピソードを、たくさん知りました。

 シグルドのずっと先の代から、丁寧に解き明かしているところが良いです。
 ただしこの本は、様々な原典を再構成して、著者がまとめたものです。

 だから「ウォルスング・サガ」ではなく、「ウォルスング家の物語」です。
 純粋な「ウォルスング・サガ」を読むにはどうしたらよいのか、よく分かりません。

 しかし、とても要領よくまとめられていて、著者の語り口も魅力的です。
 「ウォルスング家の物語」を読むためだけでも、この本を買う価値があるでしょう。

 さて、本書にはほかにも、多くの神話と伝説が収録されています。
 まだほかのサガやエッダを読んでいませんが、ぜひいつか紹介したいです。

 さいごに。(平泳ぎ50M)

 娘が学校で25M泳げなかったというので、日曜日に市民プールに連れて行きました。
 平泳ぎは上手でした。クロールは息継ぎを少し教えたら、すぐにうまくなりました。

 泳がせたら、クロールは25M泳げました。平泳ぎは、なんと往復50M泳げました!
 1時間ほどの練習で、驚くほど上達しました。次の水泳の授業が楽しみです。

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