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時をかける少女・ねらわれた学園 [日本の現代文学]

 「時をかける少女」 筒井康隆 (角川文庫)


 突然タイム・リープの能力を手に入れた少女が、謎を解くために冒険する物語です。
 初期の作品ですが、何度も映画化・ドラマ化され、古典的名作と見なされています。


時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/05/25
  • メディア: 文庫



 ある日の放課後、中学3年生の芳山和子は理科室で倒れて、意識を失いました。
 翌朝、和子は車にはねられそうになった瞬間、前日の朝のベッドの中にいました。

 和子は無意識のうちに、テレポーテーションとタイム・リープをしていたのです。
 どうして? 和子は戸惑い、不安になります。もう普通に戻れないのか?

 様々な疑問を解くため、担任の先生が出した解決策は・・・
 そして、謎を握っていた意外な人物とは・・・

 私にとって、「時をかける少女」といったら、原田知世です。
 1983年上映の同名映画では、ショートカットで、清楚な魅力にあふれていました。

 当時この原作小説を、原田知世を頭にイメージして、ワクワクしながら読みました。
 私は高校1年生でした。読書の楽しみを覚え始めた頃の、懐かしい読書体験です。

 映画も小説も、最後にとても甘く切ない余韻を残していました。
 原田知世が歌うテーマソングも、微妙に下手なところが、心にじわりときました。

 その後は、南野陽子のドラマ、内田有紀のドラマ、中本奈々の映画、
 安倍なつみのドラマ、劇場版アニメ、仲里依紗の映画、昨年の土曜ドラマ・・・

 と、何回もドラマ化・映画化を繰り返し、今では古典的名作と見なされています。
 その魅力は、なんといっても、青春と恋の、甘く切ない余韻にあると思います。

 この本にはほかに、「悪夢の真相」と「果てしなき多元宇宙」が入っています。
 前者は恐怖症を題材にした小説で、後者は多元宇宙論を題材にした小説です。

 どちらも当時は、新鮮な作品だったのでしょう。
 しかし、表題作がとても印象的なので、他は「おまけ的」な感じになっています。

 ところで、私にとってこの作品は、眉村卓の「ねらわれた学園」とセットです。
 こちらも学園もののSF小説で、角川映画です。主演は薬師丸ひろ子でした。


ねらわれた学園 (講談社文庫)

ねらわれた学園 (講談社文庫)

  • 作者: 眉村 卓
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/09/14
  • メディア: 文庫



 中学校の支配をねらう生徒会と、それに対抗する生徒たちの物語です。
 しかし、生徒会長はただ者ではなく、謎の男がバックに付いています。

 ある夜、生徒会長と謎の男は、不思議な力を見せつけて・・・
 彼らは何者なのか? 何を企んでいるのか?・・・

 1981年に映画が上映されて、薬師丸ひろこがアイドルの地位を確立しました。
 私は中学二年の時この映画を見て、薬師丸ひろ子の大ファンになりました。

 その後、角川文庫から出ていた原作を、ワクワクしながら読みました。
 映画とストーリーが微妙に違っていて、小説は小説で楽しめました。

 本のカバーは、薬師丸ひろこの顔写真を大写しにした涙モノの一品です。
 あの懐かしい本は、ぼろぼろになって、いつのまにか無くなっていました。

 翌1982年に、今度は原田知世主演で、TVドラマ化されました。
 その後、何度も映像化され、今では古典的な名作と見なされています。


ねらわれた学園

ねらわれた学園

  • 作者: 眉村 卓
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 文庫



 さいごに(オレが悪いのか?)

 娘がスナック菓子を食べていて、袋に残ったカスを大口開けて流し込んでいました。
 「お行儀が悪い!」とママさん。「だっていつもパパがやってるんだもん。」と娘。

 「パパがやるからこの子が真似するのよ!」
 このように、意外な方向から鉄砲の弾が飛んでくることが、時々あります。

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