So-net無料ブログ作成
検索選択

2017年2月発売の気になる文庫本 [来月発売の気になる文庫本]

◎ 2017年2月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
  データは、出版社やamazonの、HPやメールマガジンを参考にしています。


・2/8 「現代語訳 信長公記(全)」 (ちくま学芸文庫)
   →  1620円だという。1028円の新人物文庫版との違いが気になる。

・2/9 「白痴2」 ドストエフスキー作 亀山郁夫訳 (古典新訳文庫)
   → 好評の亀山訳。他と読み比べたい。気になる。

・2/10「火花」 又吉直樹 (文春文庫)
   → 単行本でバカ売れした。文庫ではどうか。売れ行きが気になる。

・2/16「アレフ」 ボルヘス (岩波文庫)
   → 「伝奇集」と並ぶ代表的短篇集。気になる。

・2/25「ジーキル博士とハイド氏 新訳」 スティーヴンソン(角川文庫)
   → 様々な訳が出ている作品。訳者は誰か、どんな訳か。気になる。


◎ おまけ1(古典新訳文庫の今後の刊行予定)

  古典新訳文庫メールマガジンに、今後3ヶ月の刊行予定が載っています。
  それによると、3月にセネカの「人 生の短さについて」が出るという。

  昨年「年代記」を読んでいて、哲人セネカの行動に感動しました。
  「人生の短さについて」が新訳で出るのなら、ぜひ読んでみたいです。
  「年代記」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-12-21


◎ おまけ2(見落としていた、岩波文庫)

  1月17日に岩波文庫から、ヴァージニア・ウルフの「船出」が出ました。
  岩波文庫メールマガジンの1月号で、不覚にも初めて知りました。

  ウルフの最初の作品で、まだ翻訳されていなかったように思います。
  これは注目しなくては。

  また、「ティラン・ロ・ブラン 4」が出て、作品が完結しました。
  中世文学をテーマにしている今年、ぜひ読みたい作品です。


船出(上) (岩波文庫)

船出(上) (岩波文庫)

  • 作者: ヴァージニア・ウルフ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/01/18
  • メディア: 文庫



ティラン・ロ・ブラン 1 (岩波文庫)

ティラン・ロ・ブラン 1 (岩波文庫)

  • 作者: J.マルトゥレイ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 文庫



◎ さいごに。(インフル流行)

  娘の小学校ではインフルエンザが流行し、10人休んだクラスもあります。
  そのクラスは学級閉鎖になり、娘はうらやましがっていますが・・・

nice!(2)  コメント(0) 

江分利満氏の優雅な生活 [日本の近代文学]

 「江分利満氏の優雅な生活」 山口瞳 (新潮文庫)


 昭和の典型的なサラリーマンの、平凡な日常をそのまま描いた小説です。
 「婦人画報」に連載された出世作で、1963年に直木賞を受賞しました。

 私が読んだのは新潮文庫版ですが、現在はちくま文庫から出ています。
 このブログにおける( )内のページは、全て新潮文庫版のものです。


江分利満氏の優雅な生活 (ちくま文庫)

江分利満氏の優雅な生活 (ちくま文庫)

  • 作者: 山口 瞳
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: 文庫



 江分利満(エブリマン)は、どこにでもいそうなサラリーマンです。
 東西電気の宣伝部員で、30代半ばの男。妻と息子の3人家族です。

 ストーリーらしきものは無く、平凡な日常生活が淡々とつづられています。
 書き方はエッセイ風で、書きたいことを書きたいように書いています。

 「まずパンツは、3枚百円の『気軽パンツ』である。なぜ気軽かというと、
 前後がないのであって、つまり、前とか後ろとかを気にしないで気軽に穿く
 ことができるからである。2枚の白い布を合せてゴムをつけただけであるか
 ら、前後を反対に穿くことはあり得ない。」(P43)

 時代を感じます。昭和30年代には、そういうパンツがあったのですね。
 想像するだけで面白いのですが、同時にどことなく悲しい感じがします。

 この、面白くてどこか悲しい味わいが、この小説全体を貫く特徴です。
 この味わいは、「戦後は終っていない」という所からきているようです。

 特に、江分利満の父親が、戦後の悲しみを体現しています。
 戦争成金の父は、空襲で全てを失い、戦後は莫大な借金を抱えました。

 生活費はツケにしてくれと、返すあてもないのに、息子にそう言う父親。
 「いろいろ有難う」の章は、笑えるやら、泣けるやら・・・

 「問題は七転八起のどこで終ったかだけではないのか。運と非運とだけで
 はないのか。」(P134)という、考えさせられるような言葉もあります。

 さて山口瞳といえば、10年ほど前に「礼儀作法入門」が話題になりました。
 「男性自身」もファンが多い。彼の文の魅力はエッセイでも発揮されました。


礼儀作法入門 (新潮文庫)

礼儀作法入門 (新潮文庫)

  • 作者: 山口 瞳
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/03/29
  • メディア: 文庫



山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇 (新潮文庫)

山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇 (新潮文庫)

  • 作者: 山口 瞳
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/05/28
  • メディア: 文庫



 さいごに。(寒い中、見回りに出動)

 連日不審者が出没しています。いずれも露出狂で、どうやら同一人物らしい。
 小学校の先生や地域の安全委員らが、児童の下校時間に見回りをしています。

 うちのママさんも、今週はこの寒さの中、2時間ほど見回りに出ています。
 1人のヘンタイのせいでこんなことになるとは。そう考えると腹立たしい!

nice!(4)  コメント(0) 

中世騎士物語 [中世文学]

 「中世騎士物語」 ブルフィンチ著 野上弥生子訳 (岩波文庫)


 アーサー王と円卓の騎士伝説を中心に、騎士物語について幅広く解説した著作です。
 19世紀の米国人ブルフィンチが、英文学の基礎知識を分かりやすく説明した本です。

 岩波文庫から出ています。初版は1942年!
 訳は古いですが、品があって分かりやすい文章でした。


中世騎士物語 (岩波文庫)

中世騎士物語 (岩波文庫)

  • 作者: ブルフィンチ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1980/02
  • メディア: 文庫



 前半が「アーサー王とその騎士たち」、後半がウェイルズ民話「マビノジョン」。
 中世に出回った騎士伝説を、ひとつの物語として読めるようにまとめてあります。

 特に、「アーサー王とその騎士たち」は、面白い物語が多くて楽しかったです。
 アーサーが15歳で王に選出された理由は、教会の前に置かれた石に関係します。

 その石には剣が刺さっていて、王としてふさわしいものがそれを取るのだという。
 誰も抜き取ることができなかったその剣を、アーサーは難なく抜き取って・・・

 アーサー王と名剣エクスカリバ、魔術師マーリンと円卓、ガウェインの結婚、
 湖の騎士ラーンスロットと王妃、トリストラムとイゾーデの愛の媚薬の悲劇、
 聖杯伝説と聖杯探索、アーサーとラーンスロットの戦い、アーサーの死・・・

 と、内容は盛りだくさんです。知らなかった話がたくさんありました。
 どの話にもロマンがあります。小見出しを読み返すだけでワクワクしてきます。

 実は、私がこの本を知ったのは、「世界史講義録」というHPによってです。
 高校世界史の授業記録で、「世界史」好きの人々に根強い人気を誇るページです。

 この初回の授業に、「ガウェインの結婚」のエピソードが出てきます。
 アーサーがある醜い女と約束したため、ガウェインはその女と結婚したが・・・

 「うまい」と声に出てしまうくらい、上手に授業の中に盛り込まれていました。
 さいわい、この先生の講義録が第135回(!)まで公開されています。
 「世界史講義録」→ http://www.geocities.jp/timeway/

 そのほか、ラーンスロットと王妃、トリストラムとイゾーデの話は印象的でした。
 ラーンスロットもトリストラムも、完全無欠の騎士でありながら愛には勝てず・・・

 トリストラムについては、ベディエの「トリスタン・イズー物語」で有名です。
 「トリスタン・イズー物語」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-04-08

 後半の「マビノジョン」にも、アーサー王伝説が出ています。
 当時、アーサー王の物語がいかに人気を博していたかが分かります。

 アーサー王は、6世紀の伝説的な人物です。サクソン人を撃退した英雄です。
 それが広まったのは、12世紀に「ブリタニア列王史」が流行してからだそうです。

 それなら、「ブリタニア列王史」も読んでみたい、と思ったら・・・
 アマゾンでとんでもない値段でした。図書館で見かけたらパラパラと読んでみよう。


ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書

ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書

  • 作者: ジェフリーオヴモンマス
  • 出版社/メーカー: 南雲堂フェニックス
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本



 アーサー王については、15世紀のマロリーによる「アーサー王の死」が有名です。
 ただし、現在文庫で読めるのは、そのほんの一部だけです。


アーサー王の死 (ちくま文庫―中世文学集)

アーサー王の死 (ちくま文庫―中世文学集)

  • 作者: トマス・マロリー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1986/09
  • メディア: 文庫



 さいごに。(抜かれるばかり)

 昨日、地元の駅伝大会に出ました。3キロを5人でつなぐレースです。
 3区までは上位に入っていたのですが、4区の私が次々と抜かれてしまいました。

 女子中学生には負けないだろうと思い、並んで走っていたらすぐに置いて行かれ、
 白髪の御老人には負けないだろうと思っていたのに、やはり置いて行かれました。
 あーあ。

nice!(2)  コメント(0) 

イン ザ・ミソスープ [日本の現代文学]

 「イン・ザ・ミソスープ」 村上龍 (幻冬舎文庫)


 性風俗ガイドの青年が奇怪なアメリカ人と、恐怖の3日間を過ごした物語です。
 1997年に読売新聞で連載中、神戸連続児童殺傷事件があって話題となりました。


イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 文庫



 ケンジは、外国人を相手に、新宿で性風俗ガイドをしている二十歳の青年です。
 フランクというアメリカ人に、12月29日から31日までのガイドを依頼されました。

 フランクは35歳で、顔の皮膚はどこか人工的で、奇妙な印象でした。
 また、彼の話はつじつまが合わず、嘘ばかり言っているようでした。

 ケンジはなぜか、前日発見された女子高生のバラバラ死体を思い出しました。
 不安に駆られたまま、ケンジはフランクを新宿歌舞伎町に案内しますが・・・

 なるほど、村上龍がホラーを書くとこうなるのか、と妙に納得しました。
 殺人鬼は怖いけど、それ以上にむなしさや寂しさを感じました。

 それは、殺される側が持っていた、むなしさや寂しさのせいかもしれません。
 そして死んでいく彼らは、現代の日本を象徴しています。

 「みんな誰かに命令されて、ある種類の人間を演じているだけのようだった。
 おれはあの連中と接しながら、こいつらのからだには血や肉ではなくて、ぬい
 ぐるみのようにおがくずとビニールの切れ端がつまっているのではないかと思
 って、ずっと苛立っていた。」(P211)

 そういう奴隷のような生き方をしている連中が、新宿に集まっていました。
 掃きだめと化したこの街は、それを一掃する誰かを必要としていました。

 その役割をむりやり担わされたのが、フランクだったのかもしれません。
 彼らを殺戮するフランクは、日本が招いた悲しいモンスターかもしれません。

 殺戮の後、フランクが自分のことを切々と語る場面は、寂しい感じがしました。
 そのときのフランクは、殺人鬼というよりも、ただの孤独な人間でした。

 ひょっとしたら、異常なのはフランクではなく、日本人の方かもしれません。
 お見合いパブにいた人々(特にマキ)は、確かに歪んでいたと思います。

 そのほかにも、この作品の随所から、日本批判の言葉が聞こえてきます。
 次のような言葉が、私には印象に残りました。

 「普通に生きていくのは簡単ではない。親も教師も国も奴隷みたいな退屈な生
 き方は教えてくれるが、普通の生き方というものがどういうものかは教えてく
 れないからだ。」(P93)

 さいごに。(不審者現る)

 小学校から不審者情報が回ってきました。この寒い中、現れたのは露出狂です。
 うちの近所にも出没したので、昨日はママが娘を迎えに行きました。

nice!(3)  コメント(0) 

ごんぎつね [日本の近代文学]

 「ごんぎつね」 新美南吉 (小学館文庫)


 小学校4年生で学習する「ごんぎつね」など、5編の童話と十三の詩です。
 小学館文庫新撰クラシックスの第一作。字が大きくて、挿絵もあります。


ごんぎつね (小学館文庫―新撰クラシックス)

ごんぎつね (小学館文庫―新撰クラシックス)

  • 作者: 新美 南吉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫



 「『ごんぎつね』といったら、この絵本だろう」という人は多いです。
 黒井健のイラストは心が温まります。「手ぶくろを買いに」もあります。


ごんぎつね (日本の童話名作選)

ごんぎつね (日本の童話名作選)

  • 作者: 新美 南吉
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1986/10/01
  • メディア: ハードカバー



 「ごんぎつね」については、今さら説明は不要でしょう。
 誰もが教室で泣きながら朗読したことを、思い出すのではないでしょうか。

 ごんが栗をいっぱい抱えて、けなげに歩く挿絵を、私は忘れられません。
 ごんが、かわいそうで、兵十(ひょうじゅう)もまた、かわいそうで・・・

 ごんと兵十は、二人とも天涯孤独の身、似た者どうしです。
 ひょっとしたら、お互いにかけがえのない親友になれたかもしれないのです。

 それなのに、この結末は!
 ようやく相手に思いが届いた時、この世を去っていかなければならないとは。
 ようやく相手を理解した時、その相手がこの世からいなくなってしまうとは。

 このような結末にしなければならなかったのは、なぜでしょうか。
 新美南吉は、この物語にどのようなメッセージを込めているのでしょうか。

 さて、驚いたことに「ごんぎつね」を書いた当時、南吉は18歳だったそうです。
 代用教員として小学生たちと触れ合う中で、この作品が生まれたと言います。

 南吉が喉頭結核でこの世を去ったのは、昭和18年、まだ29歳の時のことです。
 死の二日前に言った言葉が、とても痛ましい。

 「私は池に向かって小石を投げた。水の波紋が広がるのを見てから死にたかった
 のに、それを見届けずに死ぬのはとても残念だ。」(P193)

 死後、「ごんぎつね」は知らぬ人が無いほど、親しまれる作品となりました。
 これほど大きく広がった波紋を、南吉自身に見てほしかった。

 南吉は短い生涯で、身を削るように、いくつものすばらしい作品を書きました。
 「おじいさんとランプ」「うた時計」など、印象的な作品も収録されています。

 ただし、「ごんぎつね」と並ぶ傑作「手ぶくろを買いに」は、入っていません。
 こちらも、同じ小学館文庫の、新撰クラシックスシリーズから出ていました。


手袋を買いに (小学館文庫―新撰クラシックス)

手袋を買いに (小学館文庫―新撰クラシックス)

  • 作者: 新美 南吉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫



 ハルキ文庫なら、「ごんぎつね」も「手ぶくろを買いに」も両方載っています。
 美智子皇后も愛した「でんでんむしのかなしみ」も収録されているようです。


新美南吉童話集 (ハルキ文庫)

新美南吉童話集 (ハルキ文庫)

  • 作者: 新美 南吉
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫



 ついでながら、「日本のアンデルセン」小川未明の童話集もオススメです。
 特に「赤いろうそくと人魚」は、なんともいえない魅力を放っています。


小川未明童話集 (新潮文庫)

小川未明童話集 (新潮文庫)

  • 作者: 小川 未明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1961/11/13
  • メディア: 文庫



 さいごに。(娘とカフェに)

 正月休みに、宿題の読書をさせるために、娘をカフェに連れて行きました。
 ココアを飲みながら、1時間ほどのうちに、50ページほど読んでいました。

 それからというもの、娘が「カフェで本を読もう」と、よく誘ってくるのです。
 おかげで上島珈琲プレシャスカードの残金が、あっというまに無くなりました。

nice!(3)  コメント(0) 

ローランの歌 [中世文学]

 「ローランの歌・狐物語(中世文学集Ⅱ)」 ちくま文庫


 フランク王国とイベリア半島のイスラム帝国の戦いを描いた叙事詩です。
 最も古い武勲詩で、11世紀に古フランス語書かれています。

 岩波文庫とちくま文庫で出ていましたが、現在はどちらも絶版です。
 私は、ちくま文庫「中世文学集」をなぜか持っていて、ラッキーでした。


ロランの歌 (岩波文庫 赤 501-1)

ロランの歌 (岩波文庫 赤 501-1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1965/01/16
  • メディア: 文庫



中世文学集〈2〉ローランの歌;狐物語 (ちくま文庫)

中世文学集〈2〉ローランの歌;狐物語 (ちくま文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1986/10
  • メディア: 文庫



 フランク王国のシャルル大帝は、イスパニヤに進攻して7年になりました。
 サラセン帝国マルシル王から、彼の元に、和睦の使者がやって来ました。

 敵の降伏を受け入れたシャルルは、返信の使者にガヌロンを選びました。
 ガヌロンは動揺しました。これまで何人もの使者が殺されているからです。

 そして、自分を推薦したローランを恨みました。
 敵国に入ったガヌロンは、敵将ブランカンドランと企んで・・・

 ガヌロンはどんな計略で、ローランに対する恨みを晴らすのか?
 ローランにはどんな運命が待っているのか?

 この本を読み始めたときには、少しだけ戸惑いました。
 というのも、次のような古めかしい文章だからです。

 「われらが大帝シャルルの王は、/まる七年をイスパンヤに在しまして
 海のほとりにいたるまでこの高地を統べ給えり。
 御稜威の前には城ことごとく攻め落とされ、/砦も都市も撃ち毀たれて
 残るはただ山間なるサラゴッスのみ。」(冒頭)

 しかし読み進めるうちに、このリズムが不思議と心地よくなってくるのです。
 物語は正義と悪が明確に分かれているため、意外と分かりやすかったです。

 物語は、ローランとオリヴィエの二人の英雄にスポットが当たっています。
 この二人がとにかくめちゃくちゃ強い!

 死を覚悟して、多くの敵に向かい、殺しまくります。
 剣で相手の脳天を撃つと、そのまま胴を斬り裂き、馬までも真っ二つです。

 やや誇張が過ぎるのですが、ローランを讃える歌なので、まあいいでしょう。
 当時の人々の、ローランとオリヴィエに対する畏敬の念がにじみ出ています。

 さて、この物語は8世紀のロンスヴォーの戦いをもとにしています。
 フランク国王シャルルはカール大帝。ローランも実在する家臣です。

 ローランは、イタリア語読みでオルランドです。
 ルネサンス期に、「恋するオルランド」「狂えるオルランド」もできました。

 シャルルマーニュ伝説には、ほかにも魅力的なエピソードがあります。
 以前講談社学術文庫から出ていた「シャルルマーニュ伝説」を読んでみたい。


シャルルマーニュ伝説 中世の騎士ロマンス (講談社学術文庫)

シャルルマーニュ伝説 中世の騎士ロマンス (講談社学術文庫)

  • 作者: トマス ブルフィンチ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/02/09
  • メディア: 文庫



 「ローランの歌(中世文学集Ⅱ)」の後半には、「狐物語」が入っています。
 狐のルナールを主人公にしたドタバタ喜劇集で、収録はそのごく一部です。

 岩波文庫から、もう少しまとまった形で、「狐物語」が出ています。
 しかし私は、なぜか新野南吉の「ごんぎつね」を読み返したくなりました。


狐物語 (岩波文庫)

狐物語 (岩波文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/05/16
  • メディア: 文庫



ごんぎつね (小学館文庫―新撰クラシックス)

ごんぎつね (小学館文庫―新撰クラシックス)

  • 作者: 新美 南吉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 文庫



 さいごに。(この寒さの中、窓を開けて運転してます)

 この寒さの中、運転席の窓を20センチほど開けたまま運転しています。
 ここ数日は本当に寒いので、コートを着てフードを被って運転しています。

 というのも、突然パワーウィンドウが故障したためです。現在部品待ちです。
 ミラジーノのパワーウィンドウスイッチは、確実に壊れることで有名だとか。

nice!(3)  コメント(0) 

走ることについて語るときに僕の語ること [日本の現代文学]

 「走ることについて語るときに僕の語ること」 村上春樹 (文春文庫)


 熱心な市民ランナーでもある著者が、走ることについて存分に語ったエッセイです。
 走ることについて語りながら、小説家としての自分を語る個人史にもなっています。


走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: ペーパーバック



 「走ることは、僕がこれまでの人生の中で後天的に身につけることになった数々の
 習慣の中では、おそらくもっとも有益であり、大事な意味を持つものであった。」

 そう語る村上春樹は、1週間に60キロを走り、年に一度フルマラソンを走ります。
 走り始めたのは1982年で33のとき。小説家として本格的に活動し始めた時期です。

 だから、著者にとって走ることと小説を書くことは、密接な関係があります。
 走ることを語りながら、書くことについても語っていて、そこが実に興味深い。

 特に第2章「人はどのように走る小説家になるのか」は、面白かったです。
 小説を書いたきっかけや、小説家としての苦労なども書かれています。

 「鑿(のみ)を手にこつこつと岩盤を割り、穴を深くうがっていかないと、
 創作の水源にたどり着くことができない。」(P69)と村上春樹は言います。

 鑿で岩を割り続けることと、ひたすら走り続けることは、ある意味で似ています。
 彼が勤勉でストイックで、根気強く努力している作家だということが分かります。

 古代ギリシャロード、ウルトラマラソン、トライアスロンについても書いてます。
 が、印象に残っているのは、日ごろ感じていることをそのままつづった部分です。

 「与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、それが
 ランニングというものの本質だし、それはまた生きることのメタファーでもあるのだ。」

 なるほど、走ることを説明するとき、こういう言葉で説明すればいいのか・・・
 村上春樹の言葉選びのセンス、文章のうまさが、とてもよく表れています。

 この本を読んでいるうちに、走り出したくなってきました。
 そんなふうに、ランナーの心を心地よく刺激し、やる気にさせてくれる本です。

 さいごに。(娘のTV録画は・・・)

 娘は、年末・年始に多くの特番を録画し、土日に少しずつ見ています。
 「パパも一緒に見よう。おもしろいよ。」と言われて、一緒に見てみると・・・

 ものまねやコントはまだいい。でもドッキリは! いったい何が面白いのか?
 バカバカしいイタズラに怒っていると、「あっちに行って」と言われてしまった。

nice!(2)  コメント(0) 

ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 [16世紀文学]

 「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」 会田由(ゆう)訳 (岩波文庫)


 少年ラーサロが、主人から主人へと渡り歩きながら、様々な苦労をする物語です。
 スペイン文学伝統のピカレスク小説を、流行させるきっかけになった作品です。

 初訳はなんと1941年(!)。1964年に改訳されました。意外と読みやすいです。
 しばらく絶版でしたが、昨年2016年11月に復刊されました。


ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 (岩波文庫)

ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 (岩波文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1972/09
  • メディア: 文庫



 めくら乞食、けちんぼ坊主、文無しの気取り従士、ニセ免罪符売り・・・
 クセのある主人に次々と仕え、さんざんの苦労の末に、最後は・・・

 わずか150ページです。ラーサロの生涯に沿って、全七話を収録しています。
 小説と言うより、ラーサロを主人公にしたドタバタ話集、という感じでした。

 現代の我々がこのドタバタ劇を読んで、笑えるかというとちょっと微妙です。
 聖職者や騎士を笑いものにしているところが、当時は痛快だったのでしょう。

 その中でイチオシは、ニセ免罪符売りの話です。
 免罪符売りの場に役人がやってきて、「ニセモノだ」とばらしてしまい・・・

 こういうことをあからさまに書いたので、異端審問で問題になったようです。
 本文の一部は削除され、作者は異端審問を恐れて匿名にしました。

 実は私は、この作品には、失われた続編があると思っています。
 というのも、ラーサロの語りは、その生涯の途中で終わっているからです。

 「かくて、わたくしはちょうどこの時分、富み栄えて、わたくしの幸運という
 幸運の、絶頂に立っていたのでございます。」という言葉で終わっています。

 それなら、ラーサロの没落していく後半生の物語が、あるに違いありません。
 まえがきで、自分の身の上を余すところなく知ってもらう、と言っているので。

 それはともかく、この作品は西洋で大流行し、文学界に大きな影響を与えました。
 そいうい意味で、スペイン文学史上において、外せない作品となっています。

 さいごに。(新年会でのこと)

 妻の実家で新年会に参加した時、「自分の娘の婿」の話題で盛り上がりました。
 自分の娘がどんな人と結婚してほしいか、皆好き勝手なことを言っていました。

 私が「家の近くに住んでくれる人なら誰でもいい」と言うと、爆笑が起こりました。
 笑いを狙ったわけではなく、思ったままを言ったのですが・・・

nice!(3)  コメント(0) 

風が強く吹いている [日本の現代文学]

 「風が強く吹いている」 三浦しをん (新潮文庫)


 素人ばかりの寄せ集め陸上部員たちが、箱根駅伝で頂点を目指す物語です。
 2007年本屋大賞の3位に入り、コミックや映画にもなりました。


風が強く吹いている (新潮文庫)

風が強く吹いている (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫



 ある日、清瀬灰二は蔵原走(かける)と出会い、同じ下宿を紹介しました。
 そこに住むのは、同じ寛政大学に籍を置く、個性あふれる学生たちでした。

 清瀬は、走を入れて10人になった下宿人を一堂に集めて、宣言しました。
 『俺たちみんなで、頂点を目指そう』『目指すは箱根駅伝だ』・・・

 ここまで読んで「なんじゃこれ」と思いました。「箱根を知らんのか」と。
 「5000mを17分」とか軽々しく言ってるし。「陸上を知らんのか」。

 ところがところが、アマゾンのレビューを読んでみると・・・
 箱根を走った人や、目指していた人が、この小説を絶賛しているのです!

 そこで私は、騙されたつもりで読み進めました。
 すると不思議と、「これもありかな」と思えてきたのです。

 やがて設定の無謀さなど気にならなくなるくらい、物語に没入しました。
 箱根の場面では、手に汗握り、何度も涙しそうになりながら読みました。

 わずか10人のチームが、予選会を突破して、箱根駅伝に出場する。
 しかも、そのうち8人はずぶのシロウトで・・・

 ありえない。でももし本当に、こんなチームがあったら!
 我々は、寛政大学のメンバーたちに、夢とロマンを見たのだと思います。

 物語の所々で、印象的な言葉に出会いました。
 こういう言葉は、綿密な取材をしなくては、なかなか出てきません。

 「これはなんて原始的で、孤独なスポーツなんだろう。だれも彼らを支える
 ことはできない。・・・あのひとたちはいま、たった一人で、体の機能を全
 部使って走り続けている。」(P306)

 「たとえ俺が一位になったとしても、自分に負けたと感じれば、それは勝利
 ではない。タイムや順位など、試合ごとにめまぐるしく入れ替わるんだ。・・
 ・そんなものではなく、変わらない理想や目標が自分のなかにあるからこそ、
 俺たちは走りつづけられるんじゃないのか」(P327)

 作者は、選手のことを、よく分かっているではないか!
 走がゾーンに入るところなどは、読んでいてしびれました!

 ただし、ひとつ欲を言えば、榊との和解の場面がほしかったです。
 最後まで東体大の榊は、器の小さいつまらない選手として描かれています。

 もし榊の苦悩と成長が少しでも入っていたら、更に味わい深くなったはず。
 私には榊の悔しさが分かる気がするし、それほど悪い奴には思えないです。

 さて、今年の箱根も数々のドラマと感動がありました。
 調子が悪くて泣きながら走る選手、たすきをつないで倒れ込んでいる選手。

 その中で、往路&総合優勝した青山学院大学はさすがです。
 また、地元出身の選手が出ると、ついつい応援に力が入ってしまいました。

 私はこれまでに、三浦しをんの小説を、ほかにも二つ紹介しました。
 しかし「強い風が吹いている」こそが、彼女を代表する傑作だと思います。

 「まほろ駅前多田便利軒」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-04-08
 「舟を編む」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2015-12-25

 余談ですが、この小説を読むと、走るとはどういうことか知りたくなります。
 そこで衝動買いしたのが、「走ることについて語るときに僕の語ること」。


走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: ペーパーバック



 村上春樹は、マラソンに凝っていることでも知られています。
 彼がどんなことを語ってくれるのか、とても楽しみです。

 さいごに。(今日から学校)

 娘は今日から登校です。私も今日から出勤です。お正月休みもおしまい。
 ゆうべは、娘と私と二人してブルーになっていました。

nice!(2)  コメント(0) 

古代文学のベスト20を選びました2 [古代文学]

 前々回、古代文学のベスト20を、独断で次のように選びました。
 古代文学ベスト20→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-12-27

 1 「ギルガメシュ叙事詩」(メソポタミア)●前1500年~前1000年
 2 「イリアス」ホメロス(ギリシア)●前8世紀
 3 「オデュッセイア」ホメロス(ギリシア)●前8世紀
 4 「ギリシア悲劇 アイスキュロス」(ギリシア)●前5世紀
 5 「ギリシア悲劇 ソポクレス」(ギリシア)●前5世紀
 6 「ギリシア悲劇 エウリピデス」(ギリシア)●前5世紀
 7 「歴史」ヘロドトス(ギリシア)●前5世紀
 8 「歴史」ツキディデス(ギリシア)●前5世紀
 9 「ソクラテスの弁明・クリトン」 プラトン(ギリシア)●前4世紀
10 「ガリア戦記」カエサル(ローマ)●前1世紀
11 「アエネーイス」ウェルギリウス(ローマ)●前1世紀
12 「変身物語」オウィディウス(ローマ)●1世紀
13 「史記」司馬遷(中国)●前1世紀
14 「サテュリコン」ペトロニウス(ローマ)●1世紀
15 「黄金の驢馬」アプレイウス(ローマ)●2世紀
16 「年代記」タキトゥス(ローマ)●2世紀
17 「ダフニスとクロエー」ロンゴス(ギリシア)●2世紀
18 「英雄伝」プルタルコス(ギリシア)●2世紀
19 「トロイア戦記」クイントゥス(ギリシア)●4世紀
20 「シャクンタラー姫」カーリダーサ(インド)●4世紀

 今回は、古代文学の流れを、私なりにイメージしたいと思います。
 世界文学大事典や世界史参考書等を参考にし、若干の仮説を入れました。

◎ 古代文学の流れ

 人類は文字誕生以前から、神々や英雄たちの物語を口頭で伝えてきました。
 それは継承される間に洗練され、独自の韻律を持ち、叙事詩となりました。

 前3500年頃、最古の文明の地メソポタミアで、楔形文字が生まれました。
 そこで、最古の文学「ギルガメシュ叙事詩」が、粘土板に刻まれました。

 メソポタミアは開かれているため、楔形文字は他の民族にも広がりました。
 「ギルガメシュ叙事詩」も広まり、洪水伝説は聖書にも吸収されました。

 同じころエジプトで神聖文字が生まれ、「死者の書」等が書かれました。
 エジプトは閉ざされているため、文字も文学も外へ広がりませんでした。

 ただしエジプトの特産品パピルスは、フェニキア人によって広まりました。
 パピルスはアルファベットと一緒に、地中海全域の民族に伝わったようです。

 紀元前8世紀にホメロスが「イリアス」「オデュッセイア」を作りました。
 これらのギリシア叙事詩は、紀元前6世紀になってから文字化されました。

 紀元前5世紀に、ペルシアに勝利したアテナイが、黄金期に入りました。
 演劇が発展し、アイスキュロス、ソポクレス、エウリピデスが活躍しました。

 一方、当時の事績を自由に記述するため、散文の歴史書が生まれました。
 ヘロドトスがペルシア戦争を、ツキディデスがペロポネソス戦争を記しました。

 アテナイでは哲学が興隆し、プラトンが「ソクラテスの弁明」等を残しました。
 その後、ギリシアは戦乱によって衰退し、ローマに征服されていきました。

 ローマでは紀元前1世紀にカエサルが出て、帝政への移行が始まりました。
 カエサルは軍人らしい簡潔な記述で、「ガリア戦記」等を残しました。

 初代皇帝アウグストゥスの時代から、ローマは最盛期に向かって行きました。
 時代の要請から、建国神話を題材とした「アイネーイス」が作られました。

 この時期ローマ文学は黄金期で、ウェルギリウスとホラティウスが出ました。
 「変身物語」など、ローマとギリシアの神話を集大成した作品も出ました。

 さて、西でローマが勃興していた時期に、東では中国が拡大していました。
 中国ではかなり昔から、独自の文字である漢字を使っていました。

 前1世紀に最盛期を迎えた漢は、おそらく世界一の強国でした。
 この時期、司馬遷が中国最初の正史「史記」を著し、後の規範となりました。

 アウグストゥス以降、ローマの文学は白銀時代に入りました。
 ネロなど悪名高い皇帝のもとで、享楽的で退廃的な文学を生み出しました。

 その代表が、「サテュリコン」や「黄金のロバ」などの小説です。
 また「年代記」では、歴代皇帝の暴虐な振る舞いがつづられました。

 ローマ文学が独自の発展を遂げる一方で、ギリシア文学も継承されました。
 2世紀には「ダフニスとクロエー」や、膨大な「英雄伝」が書かれました。

 五賢帝の時代が終わると、ローマは再び混乱し始めました。
 そのころスミュルナでは、クイントゥスが「トロイア戦記」を書きました。

 395年にローマ帝国が東西に分裂し、古代の輝かしい時代は終わりました。
 ちょうどその時期、インドのグプタ朝は、最盛期を迎えていました。

 インドでは昔からサンスクリット語が使われ、聖典を口伝えしてきました。
 「マハーバーラタ」が現在の形で文字化されたのは、グプタ朝時代です。

 その頃が、サンスクリット文学の黄金期でもありました。
 カーリダーサが出て、「シャクンタラー」などの名作を残しました。 

 以上、ギリシアとローマの文学が中心になります。
 古代は長大な時間が流れているので、イメージをつかみにくかったです。

◎ 今年のテーマ

 今年の読書のテーマは、『中世文学』です。
 実は昨年、『古代&中世文学』をテーマにしていたのですが、甘かった!

 古代の歴史書は大作が多く、読みにくいため、なかなか進みませんでした。
 「内乱記」「同時代史」「春秋左氏伝」等は、まだ読んでいません。

 今年は、主に中世文学を読んでいきたいと思っています。
 「デカメロン」「カンタベリー物語」「アーサー王物語」等を読む予定です。


◎ さいごに。(ラスコー展)

 昨年の終わりに「ラスコー展」に行きました。意外とすいていました。
 メインである壁画のレプリカは、思ったより少なかったです。

 しかし良かったことは、フラッシュ無しなら撮影自由ということ。
 室内に強いカメラを持っていったので、たくさん撮ってきました。

DSCF2665-2.jpg
DSCF2658-2.jpg

nice!(4)  コメント(2)