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「リアル鬼ごっこ」ほか、計3冊 [日本の現代文学]

 「リアル鬼ごっこ」 山田悠介 (幻冬舎文庫)
 「ちょっと今から仕事やめてくる」 北川恵海 (メディアワークス文庫)
 「猫とともに去りぬ」 ロダーリ (光文社古典新訳文庫)


 「リアル鬼ごっこ」は、捕まると殺されるリアルな鬼ごっこを描いた作品です。
 無名の青年の自費出版でありながら、大ヒットして映画やゲームになりました。


リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)

リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)

  • 作者: 山田 悠介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/04/10
  • メディア: 文庫



 西暦3000年。若き王は、自分と同じ佐藤姓を減らすためある手段を思いつく。
 それがリアル鬼ごっこ。鬼に捕まった佐藤さんは、実際に殺されるのです。

 若きスプリンター佐藤翼は、生き別れた妹を探しながら、逃げ切ろうと・・・
 最終日の7日目、追い詰められた翼に、何があったのか? 驚くべき結末!

 私はこの本を、友人から、「これもまた陸上部モノだ」と紹介されました。
 思っていた内容と、まったく違いましたが、とても楽しんで読めました。

 ところがアマゾンでの評価はとても悪いです。
 若い作家特有の、少しつたない文章のせいのようです。

 しかし、「本当に殺される鬼ごっこ」という発想は、すごいと思いました。
 本作品の魅力が、解説では次のように、とてもうまく表現されています。

 「フィクションでありながら、どこかで皆が予感している〈足元の床が突然
 抜け落ちる感じ〉を敏感に察知して描いている。」(P309)

 さて、年末年始のお休みで、ほかにもいくつか、軽い本を読みました。
 その1冊が、「ちょっと今から仕事やめてくる」。映画にもなった作品です。


ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

  • 作者: 北川恵海
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2015/02/25
  • メディア: 文庫



 この本もまた、内容が想像とだいぶ違いました。
 タイトルと違って、主人公は、なかなか仕事を辞めません。

 主人公に、見当違いの努力をしているような、もやもやを感じました。
 また、ヤマモトという男は、存在感が無さすぎて、しっくりきませんでした。

 ところが、福士蒼汰主演の映画は、なかなか評判が良いらしいのです。
 もしTVで放映されることがあったら、見るかもしれません。

 もう1冊、ロダーリの「猫とともに去りぬ」も軽い気持ちで読んだ作品です。
 表題作ほか、全16編のファンタジー短編小説集です。


猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)

  • 作者: ジャンニ ロダーリ
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: 文庫



 表題作「猫とともに去りぬ」は、わずか15ページながら印象的な作品です。
 アントニオ氏が、アルジェンティーナ広場の鉄柵を越えると・・・

 実に面白い。「そんなばかな!」と口に出したくなる展開です。
 それでいて、しみじみとした悲哀が感じられました。愛すべき作品です。

 しかし、その他の作品は、ばかばかしすぎて受け入れられませんでした。
 目覚めたら前日になっていた、魚になった家族、バイクと結婚する男・・・

 これをユーモアというのか? たわごとを並べているだけなのではないか?
 どのように味わうべきなのか分からず、途中で投げ出してしまいました。

 さいごに。(鍾乳洞と洞窟カフェ)

 沖縄旅行で一番印象に残ったのは、おきなわワールドの玉泉洞です。
 日本一と言われる通り、壮大で幻想的で美しく、別世界のようでした。

 その近くの、ガンガラーの谷の洞窟内の「ケイブカフェ」も良かったです。
 まさか日本で、洞窟カフェに入れるとは思っていませんでした。

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