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謎解きはディナーのあとで [日本の現代文学]

 「謎解きはディナーのあとで」 東川篤也(とくや) (小学館文庫)


 新米刑事宝生麗子が遭遇した事件を、彼女の執事影山が推理する連作小説です。
 2011年の本屋大賞で、映画化・ドラマ化もされ、第三部まで出ています。


謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: 文庫



 宝生(ほうしょう)麗子は、巨大企業「宝生グループ」総帥のお嬢様です。
 彼女はその正体を隠し、国立(くにたち)署の新米刑事として働いています。

 あるアパートの一室から、一人暮らしの若い女性の絞殺体が発見されました。
 その死体はブーツを履いたままなのに、なぜか部屋に足跡が無かったのです。

 殺されたのはほかの場所か? 死後運ばれたのか? では犯人は?
 彼女の元交際相手にはアリバイがあり、捜査が行き詰ってしまったが・・・

 「失礼ながらお嬢様ーーこの程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様は
 アホでいらっしゃいますか」 宝生麗子の執事、影山が語る推理は・・・

 全6話が「事件→宝生麗子の行き詰まり→影山の推理」というパターンです。
 それでいて、まったく飽きません。それはおそらくキャラクターの魅力です。

 主人公の宝生麗子の二面性が魅力的ですが、さらに興味深いのが影山です。
 影山はまさに陰の主役。どこか謎めいています。影山の正体は?

 ところで、この作品の特徴は、全て影山の推理で終わっているところです。
 その後の逮捕劇は省略され、逮捕後の犯人たちの言葉もありません。

 私はそこが物足りなかったです。どの犯人も動機が薄いような気がします。
 彼らがどうして殺人を犯すまでに至ったのか、犯人の生の声を聞きたいです。

 さて、この作品はシリーズ化されて、現在第3巻まで出ています。(未読)
 第3巻まで読めば、影山の正体が分かるのか? 本当にただの執事なのか?


謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで 2 (小学館文庫)

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/11/06
  • メディア: 文庫



謎解きはディナーのあとで 3 (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで 3 (小学館文庫)

  • 作者: 東川 篤哉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/01/05
  • メディア: 文庫



 さいごに。(浜名湖からの日の出)

 浜名湖旅行で一番印象深かったのは、浜名湖からの日の出です。
 5時30分頃、部屋から直接朝日を拝むことができました。美しかった!

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