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野心のすすめ・ルンルンを買っておうちに帰ろう [日本の現代文学]

 「野心のすすめ」 林真理子 (講談社現代新書)
 「ルンルンを買っておうちに帰ろう」 林真理子 (角川文庫)


 「野心のすすめ」は数年前に出ました。「野心」の大切さを訴えて評判になりました。
 「ルンルンを買っておうちに帰ろう」は作者の最初のエッセイで、出世作です。


野心のすすめ (講談社現代新書)

野心のすすめ (講談社現代新書)

  • 作者: 林 真理子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/04/18
  • メディア: 新書



 林真理子に興味がある、と話したら、友人が「野心のすすめ」を勧めてくれました。
 彼いわく、「これを読めば林真理子のことがたいてい分かる」とのことです。

 本当にその通りでした。しかも、面白かったです。
 特に「第三章 野心の履歴書」では、林真理子の半生がつづられていて興味深い。

 容姿に対するコンプレックス、いじめられていた少女時代、不採用通知の束・・・
 どん底から這い上がって、「ルンルンを買っておうちへ帰ろう」で成功するまで・・・

 人生の紆余曲折を乗り越える原動力となったのが、彼女の「野心」です。
 「野心」をもって、とにかくなんでもやってみなければ!

 「やってしまった過去を悔やむ心からはちゃんと血が出て、かさぶたができて治って
 いくけど、やらなかった取り返しのつかなさを悔やむ心には、切り傷とはまた違う、
 内出血のような痛みが続きます。」(P25 )(この表現は素敵すぎる)

 私的に面白かったのは、「野心」と「時間の観念」を結びつけているところです。
 将来の自分を想像し、与えられた時間を意識していることが、大事だと言います。

 逆に現在は、将来の自分が想像できず、与えられた時間が意識できないと言います。
 その背景には、飢え死にせずになんとか生きていける社会がある、と分析しています。

 また、「野心」と「強運」の関係に触れた個所は、自己啓発本以上に面白かったです。
 実体験に基づいているから、とても説得力がありました。

 「自分でちゃんと努力をして、野心と努力が上手く回ってくると、運という大きな輪
 がガラガラと回り始めるのです。一度、野心と努力のコツをつかむと、生き方も人生
 もガラっと変わってくる。」(P63)

 こういう文章を読むうちに、知らず知らず元気になってきます。
 下手な成功本を読むよりも、はるかに多くのエネルギーをもらいました。

 さて、林真理子の人生の転換点が、1982年の「ルンルンを買って」の成功でした。
 とても興味が湧いたので、「ルンルンを買って」も勢いで読んでみました。

 その目次を見ると、「ベッドは、男と女のゴールデンリング」「ブスはやはり差別
 されても仕方ない」「美少年は公共のものです」等、魅力的なタイトルばかりです。

 たとえば、う〇こに向かって「ありがとう、Aさん」と、過去の恋人の名を呼ぶなど、
 とても素敵なお話もありました。林真理子のセンスの良さ(?)を感じます。

 ところが全体的に見ると意外にフツーです。1982年当時はとても新鮮でしたが。
 実は、1999年刊の「美女入門」(角川文庫)も買いましたが、まだ読んでいません。


美女入門 (角川文庫)

美女入門 (角川文庫)

  • 作者: 林 真理子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/03/01
  • メディア: 文庫


 女性のエッセイの中で強烈なのは、中村うさぎの「パリのトイレで・・・」。
 ゲロを吐いたり、うんこをもらしたり、この人は本当にすごい。

 中村うさぎ「パリのトイレでシルブプレ〜〜!」
 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2012-11-08

 さいごに。(おのれ、ウィンドウズよ) 

 せっかくのお盆休みなのに、タブレットが故障してたいへんでした。
 ウィンドウズが勝手に更新されて、その直後に画面が消えて、電源が入りません。

 修理屋は休みだし、メーカーには電話がつながらないし・・・
 メーカー送りで結構な金額がかかるらしいので、買い替えようかとも・・・

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