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古代からの伝言1 [日本の現代文学]

 「古代からの伝言(日本建国・民族の雄飛・悠久の大和)」 八木荘司 (角川文庫)


 「日本書紀」の世界を、まるで見てきたかのように、リアルに再現した小説です。
 1999年から産経新聞に連載され、大きな反響を呼びました。角川文庫で全7巻。


古代からの伝言 日本建国 (角川文庫)

古代からの伝言 日本建国 (角川文庫)

  • 作者: 八木 荘司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫



古代からの伝言 民族の雄飛 (角川文庫)

古代からの伝言 民族の雄飛 (角川文庫)

  • 作者: 八木 荘司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: 文庫



古代からの伝言 悠久の大和 (角川文庫)

古代からの伝言 悠久の大和 (角川文庫)

  • 作者: 八木 荘司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫



 第1巻は「日本建国」編です。神話時代を扱うため、最もロマンあふれる巻です。
 卑弥呼から神武天皇の建国神話を経て日本武尊(ヤマトタケル)まで描いています。

 卑弥呼と邪馬台国、中国からの使者と金印、卑弥呼の死と新女王、神武天皇の東征、
 欠史八代、天皇の長寿と倍年説、四道将軍、大和と出雲、日本武尊と白鳥伝説・・・

 第2巻は「民族の雄飛」編です。空白の4世紀を扱っていて、興味深いです。
 神功皇后から応神天皇と仁徳天皇を経て雄略天皇までを描いています。

 仲哀天皇の死と神功皇后、新羅攻略、武内宿禰(たけしうちのすくね)、七支刀、
 応神天皇と高句麗との戦闘、好太王碑、仁徳天皇、倭の五王と雄略天皇・・・

 第3巻は「悠久の大和」編です。いよいよなじみのある時代に入りました。
 継体天皇から大伴氏、物部氏、蘇我氏の時代までを描いています。

 大伴金村と継体天皇、任那(みまな)日本府、磐井の反乱、欽明天皇、金村の失脚、
 任那滅亡、仏教伝来、物部守屋、蘇我稲目と馬子、厩戸王子、物部氏対蘇我氏・・・

 すごいのは、大きな時代の流れが、ひとつのストーリーとしてまとまっている点です。
 しかも、登場人物たちに生命が吹き込まれ、当時の状況が生き生きと描かれています。

 神武東征などの神話的な出来事も、まるでその場で見ているかのような臨場感でした。
 古代日本史が好きで好きでたまらないという人が書いた小説だと思いました。

 時間ができたら絶対に読み返したい本です。
 または、コミックで読みたいです。どなたか漫画化してくれないだろうか。

 さいごに。(好きな人でもできてくれれば・・・)

 月曜になるたびに、娘は「いやだなあ、いやだなあ」とぼやきます。
 「早く好きな人でもできてとっとと学校に行ってくれればいいのに」と妻は言います。

 が、毎日さっさと支度をしてどんどん学校に行ってしまったら、それはそれで寂しい。
 こうして娘のぼやきを聞いたことを懐かしく思い出す日が、いつか来るかもしれない。

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