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日本書紀 [日本の古典文学]

 「日本書紀」 (岩波文庫)


 神代から持統天皇の御代までの出来事を、編年体で記した日本最古の正史です。
 天武天皇の命で始まり、後にその子である舎人親王が、全30巻にまとめました。

 岩波文庫版は、右ページに書き下し文、左ページに注釈があって見やすい構成。
 後半に、補注と原文等が200ページも続きます。それなのに、現代語訳が無い!


日本書紀 5冊 (岩波文庫)

日本書紀 5冊 (岩波文庫)

  • 作者: 坂本太郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 文庫



 「古事記」も「日本書紀」も、天武天皇によって編纂が開始しされた史書です。
 紆余曲折があって、「古事記」が712年に、「日本書紀」が720年にできました。

 それにしても、どうして同じ時期に二つも史書を作ったのか?
 高校時代の「文学史」の教科書では、次のように説明されていたと思います。

 「古事記」は国内向けに書かれた。だから内容は物語的である。
 「日本書紀」は国外向けに書かれた。だから編年体で書かれている。

 しかし私は現在、こう思っています。そもそもこの二つはジャンルが違うのだと。
 だから天武天皇には、史書を二つ作るという意識は無かったのだと思います。

 「古事記」は史書というよりも、口承されてきた叙事詩のようなもの。
 だから「古事記」は、作られたというより、ただ漢文で文字化されただけです。

 その反面、「日本書紀」は最初から散文の歴史書として構想されました。
 様々な資料を参考にして、漢文を駆使し、時間と労力をかけて作られたのです。

 世界文学史的には、最初に叙事詩が登場して、のちに散文の史書が出るようです。
 日本の場合、この二つがほぼ同時に行われたのだと思います。

 さて、最近は読書の時間がないので、昔読んだ本の紹介ばかりになっています。
 前回の「古事記」も、今回の「日本書紀」も、11年前の2006年に読んでいます。

 「古(いにしへ)に天地(あめつち)未だ剖(わか)れず、陰陽(めを)分かれ
 ざりしとき、混沌(まろか)れたること鶏子の如くして、・・・」(冒頭)

 今さらながら驚きました。なんと、私は「日本書紀」を原文で読んでいたのです。
 しかも、それなりに楽しんで読んでいたらしい。至る所に傍線が引いてあるので。

 本来なら、口語訳ですませるはずです。どうしてわざわざ原文に挑んだのか?
 その理由は・・・当時、八木荘司の「古代からの伝言」にはまっていたからです。

 この本はめちゃくちゃ面白くて、日本書紀の原文にあたってみたくなったのです。
 つまり「日本書紀」は、「古代からの伝言」の参考文献として読んでいたのです。


古代からの伝言 日本建国 (角川文庫)

古代からの伝言 日本建国 (角川文庫)

  • 作者: 八木 荘司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫



 なお、「日本書紀」の現代語訳は、講談社学術文庫から出ています。
 とても分かりやすい訳です。


日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫)

日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/06/06
  • メディア: 文庫



 さいごに。(クラスリレー)

 娘のクラスは、学年で一番、走るのが速い子ばかりが揃っているクラスです。
 当然、体育大会のクラスリレーは一番になるとばかり思っていたのですが・・・

 リハーサルでは、ダントツのビリ。ある子がバトンを落としたので。
 だから、リレーはおもしろい。

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