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プリンセス・トヨトミ [日本の現代文学]

 「プリンセス・トヨトミ」 万城目学 (文春文庫)


 400年間秘密を守ってきた大阪の男たちと、会計検査官らとの対決を描いています。
 「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」に続く関西モノの第三弾。映画化されました。


プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

  • 作者: 万城目 学
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 文庫



 「このことは誰も知らない。
  五月末日の木曜日、午後四時のことである。
  大阪が全停止した。」

 冒頭、いきなりこのような話から始まります。
 大阪が全停止? まさかね、と思いながらも、いっきに引き込まれました。

 物語はそれより十日前、会計検査院の調査官が大阪に入るところから始まります。
 それは、鬼の松平副長、ハーフの美女ゲールズブール、ミラクル鳥居の3人です。

 ところが「社会法人OJO」という怪しげな団体が、実地検査できなかったのです。
 後日、実地検査を行うために訪れた松平が、案内されたその場所は・・・

 次々と明かされる衝撃の事実! 大阪400年の秘密!
 理解を求める大阪の男たち対、決して妥協をしない鬼の松平。

 「あなたの目的は――いったい何なのです?」
 「見たかったからだ」
 「見たい? 何を?」
 「この光景を」(P438)

 大阪の男たちがやったことは? そこで、調査官らが見たものは?
 騒動を大きくしたのは誰だったのか? 松平は最後にどんな決断を下すか?

 「なぜこんなお伽噺のような世界を信じることができる?」(P471)
 そういう松平に、真田幸一が答えた言葉は?! 最後は少し泣けます。

 さすが万城目です。この作品もめちゃくちゃ面白かったです。
 ただし、難があるとしたら、少し長すぎることです。530ページあります。

 セーラー服少年の苦悩の場面や、「栄光の五月 Ⅰ」の章は必要ないでしょう。
 余分な箇所をざっくり削って、350ページぐらいにまとまればサイコーでした。

 さて私は、調査官の松平とゲールズブールが、とてもカッコ良いと思いました。
 映画では堤真一と岡田将生(?)がやっています。鳥居は綾瀬はるか。え?

 さいごに。(時計修理)

 腕時計はゼニスのエル・プリメロを使っています。クロノグラフです。
 15年前に婚約指輪を贈った時、うちの奥さまがお返しに買ってくれました。

 今回、2度目のオーバーホールで5万円かかります。前回は8万円でした。
 ああ、身の丈に合ったものを持つべきですね!

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