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ぼくは明日、昨日のきみとデートする [日本の現代文学]

 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文 (宝島社文庫)


 20歳の男女の甘く切ない愛と宿命を描いた、SFファンタジー小説です。
 2014年に宝島社文庫から出て、マンガ化・映画化されて話題となりました。


ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

  • 作者: 七月 隆文
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2014/08/06
  • メディア: 文庫



 京都の美大に通う南山高寿は、叡山電車で美しい女性を見かけ、声を掛けました。
 「メ、メアド教えてくださいっ」「一目惚れしました!」

 二人はそのまま宝ヶ池を一緒に散歩しました。彼女の名前は福寿愛美(えみ)。
 別れ際に「また会える?」と高寿が聞いた途端、彼女は泣き出してしまいました。

 二人は付き合い始めましたが、高寿はふと違和感を覚えることがあり・・・
 実は、愛美にはとても重要な秘密があって・・・

 「陽だまりの彼女」同様、とても甘くて切ない余韻が残りました。
 会えば会うほどすれ違い、過ぎた時間をかけがえのないものに感じていきます。

 しかし、「ぼくたちはすれ違ってなんかいない」と高寿・愛美は言います。
 「端と端を結んだ輪になって、ひとつにつながってるんだ」(P241)と。

 まさにその通りで、最後まで読み終わるとまた最初から読み返したくなります。
 もし映画を見たら、最初の出会いの場面で、もう泣いてしまいそうです。

 さて、この小説の魅力の一つに、タイトルの不思議さがあります。
 愛美の秘密が分かると、タイトルの意味も分かり、数々の謎が解ける仕掛けです。

 ところで、アマゾンのレビューを読むと、意外と厳しい評価があるようです。
 特に、梶尾真治の「時尼に関する覚え書」と似ているという指摘が目立ちます。

 梶尾真治のファンには、パクリのように感じるようです。
 「時尼」もハヤカワ文庫本に収録されているので、この機会に読みたいです。


美亜へ贈る真珠 〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

美亜へ贈る真珠 〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 梶尾真治
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: 文庫



 さいごに。(タラレバ)

 10歳の娘は、毎週「タラレバ娘」を録画して見ています。
 このドラマには、どーしよーもない男たちが出てきます。

 「こういう男に引っかかっちゃダメだぞ」と、私が真剣に言ったら、
 「パパ、静かに見ようね」と、言われてしまいました。

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