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アーサー王ロマンス [中世文学]

 「アーサー王ロマンス」 井村君江 (ちくま文庫)


 マロリーの「アーサー王の死」を中心にまとめた、アーサー王物語の入門書です。
 1987年に筑摩書房から出た「世界の英雄伝説2」の文庫版です。


アーサー王ロマンス (ちくま文庫)

アーサー王ロマンス (ちくま文庫)

  • 作者: 井村 君江
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1992/04
  • メディア: 文庫



 アーサー王伝説について、とても分かりやすくまとめた解説書です。
 よく目が行き届いていて、重要なエピソードはたいてい含まれています。

 第一部「アーサーの誕生と即位」
 魔法使いマーリン、アーサーの誕生と結婚、名剣エクスキャリバー・・・

 第二部「アーサーと円卓の騎士」
 ベイリン、ガウェイン、ラーンスロット、ガレス、トリストラム・・・

 第三部「聖杯探求の旅」
 ガラハッド、パーシバル、ラーンスロット・ガウェイン・ボース・・・

 第四部「最後の戦い」
 ラーンスロットと王妃、モードレッドの反逆、アーサーの死・・・

 以上、バランスよくまとめられていて、伝説の全体像が分かります。
 アーサー王物語に興味を持ち始めた人に、最初の1冊としてオススメします。

 実は、私にとって最も興味深かったのは、「はじめに」の部分です。
 冒頭で、「アーサー王の実像と伝説像」について解説されています。

 アーサー王は実在の指揮官で、紀元500年頃にサクソン人を撃退したという。
 12世紀に書かれた「ブリテン王列伝」には、アーサーの一代記が含まれます。

 歴史書中のアーサー王物語は、フランス語訳され大陸で広まっていきました。
 その過程で様々な要素が加わり、ロマンティックな英雄像になったそうです。

 15世紀にマロリーが、アーサー王の物語群を英訳し直し、まとめ上げました。
 現在このマロリー版が、アーサー王物語の基本的な資料になっています。

 「おわりに」では、アーサー王物語とケルト神話の関係が紹介されています。
 アーサー王は死を迎えると、ケルトの異界であるアヴァロンに行って・・・

 この本は実に興味深い本で、さらにいろいろなことを知りたくなりました。
 私は、「アーサー王伝説」という単行本の解説書まで、買ってしまいました。


アーサー王伝説

アーサー王伝説

  • 作者: リチャード・キャヴェンディッシュ
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1983/09
  • メディア: 単行本



 また、同じ井村君江の「ケルトの神話―女神と英雄と妖精と」も気になります。
 ちくま文庫から出ています。機会があったら、読んでみたいです。


ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)

ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)

  • 作者: 井村 君江
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1990/03/27
  • メディア: 文庫



 さいごに。(声を出せば勝てる)

 トランプのスピード勝負のとき、私は知らず知らず声を出していました。
 カードを重ねる時に、「6、7、8,9,10」などと口で言っていたのです。

 娘に指摘されて、声を出さなくなってから、どうやら私は弱くなったようです。
 再び声を出して勝負したら、勝率がかなり上がりました。でもこれ、老化現象?

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