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楽園のカンヴァス [日本の現代文学]

 「楽園のカンヴァス」 原田マハ (新潮文庫)


 アンリ・ルソー作と伝えられる絵の、真贋判定を依頼された研究者2名の物語です。
 2012年の本屋大賞の第3位で、直木賞の候補にもなった作品です。

 新潮文庫から2014年に出ました。
 アンリ・ルソー・ファンは、手に取らずにはいられないようなカバーイラストです。


楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

  • 作者: 原田 マハ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/06/27
  • メディア: 文庫



 大原美術館の監視員の早川織江が、突然館長に呼ばれて、託された仕事は・・・
 ニューヨーク近代美術館の、ティム・ブラウンとの交渉窓口になれというものです。

 時はさかのぼり、17年前の1983年、スイスのある大邸宅でのこと。
 早川とブラウンは、アンリ・ルソー作「夢」に酷似した絵の真贋判定を依頼され・・・

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 7日間の期限。その間、1日に1章ずつ読み進めるように言われた古書。
 監視される2人の行動。謎に包まれたバイラー氏の人物像・・・

 バイラー氏は何者か? 古書を書いたのは誰か? 
 絵は本物か偽物か? 2人のうちどちらが真実に迫るか?

 よくできた作品です。お正月休みに、のめり込むように読みました。
 ミステリとしても面白く、芸術小説としても興味深い内容でした。

 ピカソが、ルソーから大きな影響を受けたというのは、本当でしょうか?
 ヤドヴィガとルソーの関係は、本当でしょうか? 

 アンリ・ルソーとその仲間たちの世界を、あれこれ考えながらさまよう楽しさ!
 ルソーと同じ時代を生きたような、夢のようなぜいたくな時間!

 実は、年末年始のお休みに、気になっていた6冊の本を読みました。
 「舟を編む」「下町ロケット」「容疑者Xの献身」「想像ラジオ」「有頂天家族」。

 どの作品も、とても面白くて、期待外れは一つもありませんでした。
 その中でも私にとって、ダントツの1番が、「楽園のカンヴァス」です。

 ストーリーを追いながら、ルソーの世界にどっぷりつかれるところがたまらない。
 日常生活にルソーが忍び込んできそうです。これこそ、読書の愉悦ですよ。

 さて、この作品を読む時に参考にしたのが、新潮美術文庫「ルソー」(単行本)。
 この本は「蛇使い」が表紙になっていながら収録されていない。どうして?


ルソー (新潮美術文庫 33)

ルソー (新潮美術文庫 33)

  • 作者: 岡谷 公二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1975/01
  • メディア: 単行本



 さいごに。(よろけてしまう)

 娘の背はにょきにょき伸び続け、先日の身体測定では138センチに達していました。
 子供というには、もう大きすぎます。

 それでも、中身は小学3年生。突然背中に、おんぶしてくるからたまらない。
 以前はゆうゆうと支えられましたが、今ではよろけてしまうことが多いです。

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