So-net無料ブログ作成

近代能楽集 [日本の近代文学]

 「近代能楽集」 三島由紀夫 (新潮文庫)


 能の謡曲を現代風にアレンジした作品8編を集めたものです。
 海外でも上演されることの多い作品集です。

 新潮文庫から出ています。カバーがカッコいいです。
 全八編を収録しています。

;
近代能楽集 (新潮文庫)

近代能楽集 (新潮文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1968/03/27
  • メディア: 文庫



 なんと言ってもすばらしいのは、「卒塔婆小町」です。
 99歳の老婆が、1人の詩人を、はかなく美しい幻想世界に誘う物語です。 

 「私を美しいと云った男はみんな死んじまった。」
 そう言う小町を、詩人は軽くあしらいました。

 しかし、幻想世界に引き込まれた詩人が、命を懸けて言ったことばは・・・
 作者三島 の美意識が、ここに表れているように思えます。

 「葵上」もまた、すばらしい出来栄えの作品です。
 妻の病室に、見舞いに来る貴婦人。それは、夫の昔の恋人の生霊で・・・

 この2作は「近代能楽集」を代表する作品です。
 どちらも完成度が高く、よく上演されています。

 「邯鄲」は個人的に好きな作品です。
 何もかも虚しくなる夢を見させるという、不思議な枕の話です。

 次郎は、18歳にして、世の中の全てを虚しく感じているおぼっちゃんです。
 その次郎が、邯鄲の枕で眠ってみると・・・

 そのほか、「綾の鼓」「道成寺」「熊野(ゆや)」なども捨てがたいです。
 どれも分かりやすいので、三島の入門書として案外いいかもしれません。

 さいごに。(アナ雪)

 「アナと雪の女王」のBDを、娘の解説付きで見ました。
 すばらしかったです。ストーリーもいいし、絵もいいし、歌もいい。

 ただし、BDの売り方に問題ありです。DVDやら何やらオマケが付いて4000円。
 しかも「お得」だという。本当か? BDだけを半額で売ってほしかった。


nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 1

あべ

こんにちは。はじめまして。

ブログをざっくりとではありますが、読ませて頂きました。
文庫で文学を扱うブログを初めて見たので新鮮な思いがしました。

私は20代前半の若者で、読んだ本は岩波文庫と新潮文庫を中心にせいぜい100冊程度です。
このブログではたくさんの小説が紹介されていますね。
非常に古いものから現代のものまで。

多少大げさかもしれませんが、大海原を少しのぞかせて頂いたような気分です。
まとまりのない文章ですみません。
なんとなく私の行く先を行っているかたを見られたような気がしてうれしかったのです。

それでは失礼しました。
by あべ (2014-07-21 21:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。