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潮騒 [日本の近代文学]

 「潮騒」 三島由紀夫 (新潮文庫)


 伊勢湾に浮かぶ小さな島で、若い漁師と美しい海女の恋が実るまでの物語です。
 三島には珍しく、明るく健康的な作品で、当時ベストセラーになりました。

 現在、新潮文庫から、夏限定カバーで出ています。いい感じです。
 1冊持っているのに、ついつい買いたくなってしまいます。


潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 文庫



 新治は18歳のたくましい漁師です。体は立派ですが、恋の経験はありません。
 初江は美しい海女です。養女先から、島に引き取られてきました。

 新治と初江は、ふとしたことから知り合い、恋に落ちました。
 そして激しい嵐の日に、山上の小屋で抱き合いました。

 一緒に帰る 二人を見つけたのは、新治に恋していた千代子で・・・
 2人の恋を妨害するのは、初江の家に入り婿になるつもりでいた安夫で・・・

 さて、実は、最初は二人の恋に興ざめでした。あまりにも幼稚すぎて。
 道に迷って無く初江も初江だが、一緒にいたことを口止めする新治も新治です。

 しかし、会うのを禁じられた場面から、恋はしだいに神聖なものに変化します。
 新治は漁師として成長し、初江は海女として成長し、恋は崇高さを帯びてきます。

 そして、2人の誠実さは、ちゃんと報われます。
 八代神社の神が見守っていたのかもしれません。

 この物語は、屈折したところがありません。三島らしくない作品です。
 あまりにも、内容が健康的 過ぎて、不気味な感じすらします。

 そういう意味で、「健康ゆえに不健康な作品」という見方もあります。
 解説にも、「一見素直すぎ、素朴すぎるところが、実は曲者で」とあります。

 余談ですが、この作品は昔から人気があり、5回も映画化されています。
 第2回は吉永小百合主演で、第4回は山口百恵主演です。第4回を見たい。

 さいごに。(百恵ブーム)

 ちびまるこちゃんで、時々「百恵ちゃん」の話題が出るので、
 娘に、「プレイバック・パート2」を聞かせてあげました。

 それから娘は百恵ちゃんブームです。
 よく「バカにしないでよ」と歌っています。


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