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ビブリア古書堂の事件手帖 [日本の現代文学]

 「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延 (メディアワークス文庫)


 古書店の女性店主と、本の読めない青年が、日常の謎解きをする物語です。
 2012年の年間ベストセラー文庫総合1位(トーハン調べ)です。

 メディアワークス文庫から、すでに第4巻まで出ています。
 カバーは、主人公の栞子(しおりこ)。


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: 文庫



 「タレーラン」と色々な点で似ている作品だと知って、読み始めました。
 友人には、「逆だろ!」と、言われました。
 彼いわく、「ビブリア」→「タレーラン」が、正しい流れなのだそうです。

 それはともかく、この本も、とても楽しく読めました。
 この作品の魅力も、若く美しい主人公、篠川栞子の魅力でしょう。

 彼女は古本屋の店主ですが、人見知りで初対面の人とはまともに話せません。
 しかし本の話だけは別で、持ち込まれた古書の謎を、鮮やかに解いていきます。

 舞台は鎌倉です。語り手は、店員の五浦大輔。
 この物語は、五浦青年が、ビブリア古書堂を訪れる話から、始まります。

 レビューで高い評価を得ている理由が、よく分かります。
 物語が自然で、登場人物に、「タレーラン」のような、わざとらしさがありません。

 ただ、第2章の展開は、やや御都合主義的でした。
 しかし、第3章などは、とても良い話だと思いました。

 確かに、実に多くの点で、「タレーラン」と似ていました。
 舞台はどちらも、古都のお店。主人公は、若く美しい女性で、人見知り。
 扱う謎は、ごく日常的なもの。そして、タイトルがそっくり。

 「タレーラン」は、「ビブリア」のパロディのようです。
 「タレーラン」が酷評される理由が、分かる気もします。

 ところで、語り手の青年について。
 「ビブリア」でも「タレーラン」でも、次のような違和感を持ちました。

 あまりぱっとしない青年が、ほとんど努力をしないで、
 美女の頑なな心を開き、信頼されていくのは、なぜか?
 (まあ、いいんだけど。ラノベだから。)

 蛇足ですが、「ビブリア」のドラマを、1回だけ見てみました。
 栞子のイメージが、違いすぎていました。(まあ、いいんだけど。)

 さいごに。(ミルクホール)

 ビブリア古書堂は、鎌倉にあります。鎌倉は静かで良い所です。
 結婚したばかりに、妻と一緒に、レンタサイクルでまわりました。

 お寺も仏像も花も、全て良かったです。
 でも、一番印象に残っているのは、喫茶ミルクホール。
 今度は家族3人で行きたいです。

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plant

こんにちは。
「タレ・・・」は、日経メディアで大きく紹介されたことも良し悪しだったのでしょうね。初めてこの手の作品を読んだ人(本格推理やハードボイルドは好き?)が、文体や構成の軽さにがっかりしたのも酷評の一因かと。私も書店の立ち見で済ませたクチです。
そもそも漫画界で骨董店・喫茶店・古書店などがひとつのジャンルになって久しく、表紙絵と表題を見ただけで作品の概要が分かったような気になるくらいですから、基本設定の独創性を競う類の作品たちではないのですけどね。
ちなみに、こういうのも「ラノベ」なんですか?
「ラノベ」は文体のせいで読めないと思っていたのですが、これらなら読めます。
by plant (2013-03-05 10:03) 

ike-pyon

そうなのですか。
「タレーラン」は、日経メディアに、取り上げられていたのですね。
書店での扱い方にも、気合が入っていますね。

私は勝手に、これらの本を、「上品なラノベ」だと、思っていました。
カバーイラストが、ラノベっぽいので。
by ike-pyon (2013-03-06 03:14) 

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