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エマ [19世紀イギリス文学]

 「エマ」 オースティン作 中野康司訳 (ちくま文庫)


 名家ウッドハウス家の美女エマを中心とした、ホームドラマです。
 「高慢と偏見」に並ぶ名作です。

 現在、ちくま文庫、岩波文庫、中公文庫などで読むことができます。
 オススメは、ちくま文庫版の中野訳。分かりやすいです。
 カバーのイラストも、味わいがあります。これが決定版でしょう!


エマ (上) (ちくま文庫)

エマ (上) (ちくま文庫)

  • 作者: ジェイン・オースティン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: 文庫



エマ (下) (ちくま文庫)

エマ (下) (ちくま文庫)

  • 作者: ジェイン・オースティン
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: 文庫


 エマは、美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るくて、恵まれた女性です。
 母親は亡くなっていて、父親はエマに大甘です。
 エマは、ウッドハウス家を、自分がやりたいように切り盛りしています。

 こういう境遇なので、エマは自信家で、プライドが高く、負けず嫌いです。
 嫌な性格ですが、周りはエマにチヤホヤするので、本人は気付きません。

 エマは、親友のハリエットと、美男のエルトンの縁結びを決意します。
 自信家のお嬢様にありがちな、おせっかいです。
 エマは目的を果たすために、強引な手段にも出ますが…

 作者オースティンは、「エマ」を書き始めた頃、こう言ったそうです。
 「作者の自分以外は好きになれないようなヒロインを書くつもり」と。

 確かに、エマの自分勝手なふるまいに、最初はとても腹が立ちました。
 しかし、読み進めていくうちに、だんだんエマが、かわいく思えてきます。

 自信満々のエマも、本当は世間知らずのお嬢さんにすぎないのです。
 人の気持ちを分かっているつもりが、「ああ勘違い」の連続。
 しかも、自分自身の気持ちさえ、長い間勘違いしていたのです。

 少しずつ反省して、自分を成長させていく姿は、ちょっとけなげです。
 終盤、自分を猛省する頃には、すっかりエマが好きになっていました。

 エマに直言できるただ一人の男、それがナイトリーです。
 エマにとって、頼りになるお兄さん的な存在で、いい味を出しています。

 「エマ、男がその気になれば、いつでもできることがひとつある。
  それは、義務を果たすということだ。」(上P227)

 こういう言葉をさらっと言うところが、大人ですね。
 ナイトリーは、私にとって理想の人物です。

 ところで、結末はというと… なるほど。
 正直に言って、先が読める展開ですが、だからこそ納得できる結末です。
 もちろん、最後の最後まで楽しめる小説です。

 さいごに。

 私はかつて、ユーノスロードスターに乗っていました。
 2シーターの、オープンカーです。
 助手席の乗り心地が悪いため、妻には不評で、結婚後にやめました。

 さて、近くのコスモ石油がレンタカーを始め、BMWのZ3を置いています。
 レンタル代をきくと、6時間で5000円しませんでした。
 父の日に、うちの娘を隣に乗せて、ドライブにいく計画を立てています。

 2シーターなので、その間妻は、自由時間です。
 お互いにとって、都合のいい企画です。 
 屋根をオープンにして走りたいので、晴れそうなら予約する予定です。

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コメント 2

柚季

初めて訪問させていただきました。
たくさん本を読まれているのですね、すごいです!
私も最近になって文学作品を読むようになりました。
今まで敷居が高くて敬遠していたのですが、読み始めてみるとおもしろいですね。
オースティンは『高慢と偏見』しか読んだことがないのですが、『エマ』もおもしろそうですね。今度探してみます。
by 柚季 (2011-06-18 15:34) 

ike-pyon

柚季さん、niceとコメントをありがとうございます。
「高慢と偏見」と「エマ」は、同じくらいオススメです。
きっと「エマ」も、気に入っていただけると思いますよ。
by ike-pyon (2011-06-21 04:26) 

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