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あさきゆめみし [日本の古典文学]

 「あさきゆめみし」 大和和紀 (講談社漫画文庫)


 源氏物語を漫画化した、大和和紀(やまとわき)の名作です。
 現在、講談社漫画文庫から出ています。


あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット

あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット

  • 作者: 大和 和紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/08/01
  • メディア: 文庫



 源氏物語は、様々な訳が出ていて、どれを読んでいいのか迷います。

 与謝野晶子や谷崎潤一郎の、味わい深い古典的名訳もあります。
 円地文子や瀬戸内寂聴の、分かりやすく読みやすい訳もあります。
 大塚ひかりや林望の、個性的で面白い訳もあります。

 と、このように色々ありますが…
 初めて源氏物語を読む人には、「あさきゆめみし」をオススメします。

 漫画だからと言って、あなどってはいけません。
 時代考証がしっかりしていて、信頼できる作品です。
 特に、平安貴族の宮廷生活は、よく調べて絵にしています。

 しかも、ある意味、原作以上です。
 例えば、光源氏と藤壺の不倫の場面は、すばらしい。

 藤壺は、時の皇后であり、光源氏にとっては義理の母です。
 その藤壺と密通は、反逆罪でもあり、禁忌でもあります。
 だから、原作では、あまりにも恐れ多くて、描写を避けています。

 しかし、だからこそ、とても重要な場面です。
 「あさきゆめみし」ではこの場面を、ごまかさずに描ききっています。
 これは、漫画だからこそできたこと。しかも、描き方が、うまい!

 また、話の展開が工夫されているため、原作以上に面白く読めます。
 原作に無いエピソードも、所々に見られますが、許容範囲内です。
 一方、重要な和歌については、きちんと原文で引用されています。

 時に、こんな苦情も出ます。(特に、男性から)
 「登場人物の顔が皆同じで、区別することができない」と。

 そんなことありません。それはただ、絵に慣れていないからです。
 それに、「源氏物語」自体が、容貌について、ろくに書いていない。
 原作で、容貌について書かれているのは、末摘花ぐらいです。

 ところで、講談社漫画文庫の「あさきゆめみし」は、全7巻です。
 そのうち6巻と7巻は、「宇治十帖」です。
 とりあえず5巻までは、通して読みたいです。

 「あさきゆめみし」で、話の概略をつかんだら、次は活字の本へ。
 訳は相性が大事。一度必ず読んでみて、自分に合うものを選びます。
 私は円地訳で読みました。瀬戸内訳も読んでみたいです。


源氏物語 巻一 (講談社文庫)

源氏物語 巻一 (講談社文庫)

  • 作者: 瀬戸内 寂聴
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/01/12
  • メディア: 文庫




源氏物語 1 (新潮文庫 え 2-16)

源氏物語 1 (新潮文庫 え 2-16)

  • 作者: 紫式部
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 文庫



 ついでながら、江川達也も、「源氏物語」を描いています。
 でも、描き方が、品が無いように感じました。

 さいごに。

 先週の金曜日のこと。妻が、新年会に出かけました。
 私と娘にとって、これはチャンスです。
 二人ではりきって、巨大パフェを食べに行きました。

 男一人では、なかなかこういうことは、できません。
 家族三人では、妻の反対があって、できません。

 パフェは、おいしくて、娘は満足していました。
 ただし、結局、ひとつを二人で分けて食べたので、
 私としては、量的に、もの足りなかったです。

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